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15 室戸岬朝めぐり 人間の歴史の足跡編

2日目 2017.05.01(月) 5:13 晴

奇しくも、初日の鳴門の日の出と全く同じ時刻に2日目が始まった。
室戸で二日目の朝を迎えた浦賀人3人組(3人そろっても文珠の智慧にはならない)は、日本八景、名勝、天然記念物、ジオパークなどなど、数々の尊称を持つ室戸岬にて定番かつ恒例の朝めぐりをおっぱじめる。

なお室戸岬はダイナミックな地質的景観と、多様な植物群生、弘法大師をはじめとした人間の歴史といった、魅力的な要素がテンコ盛りの岬なので、朝めぐり史上初かもしれない、三段階に分けてのブログとすることにした。2回目は弘法大師・空海をはじめとした、室戸岬と先人たちのふれあいを書いてみる。

室戸荘から月見ヶ浜に出て、東海岸の乱礁遊歩道を北上する。
晴天でも干上がることなく、常に一定の水位があるという目洗の池。

室戸岬 目洗の池

空海(=弘法大師)は、この水を使い、諸人の眼病を治したという。ゾッとしたぜ。

龍宮巌という、15mほどのそりたつ岩の上には、海神が祀られている。

室戸岬 龍宮巌

ステンレス(?)の銀色鳥居が異色を放つ龍宮神社は、豊漁と海上交通を願う人々から篤く信仰を受けたという。

室戸岬 龍宮神社

ネットから拾った民話の一部だが、過酷な海に漕ぎ出した漁師たちの無事と大漁を祈り、女たちはしたたか酒を飲んで、祠に向かって陰部をちょい見せするという。そして、大漁が叶い無事に戻ってきたら全部見せると約束し、豊漁と安全を祈願したらしい。

神話にも、怒って岩屋に隠れてしまったアマテラスを、酒宴を開いて歌って踊って陰部を見せて大盛り上がりをしたという場面があるが、室戸の民話はもう少し艶やかぁな印象を受ける。何にしても、性に開放的な日本らしい風習だと思った。


土佐日記御崎の泊碑が、海食台地上に置かれている。
都にて やまのはに見し 月なれど なみより出でて なみにこそ入れ

室戸岬 土佐日記御崎の泊と朝日

京では、山の端に月が昇り降りするけど、ここでは海から出て海に降りてゆくんだな。
そんな歌。昔の人って、朝日夕日よりもお月様の方が好きだったのかな?なんとなく思うのだ。

行水の池では、これも空海が修行の一環でこの池に行水したという。
いっぱん的に、空海の時代‥‥‥1200年ほど昔だが、人間としては長い年月でも、地球の歴史から見ると、これっぽっちに思える。

室戸岬 行水の池

思えるが、室戸岬では100~150年の間隔で大地震(南海地震など)がおこり、その度に海岸線は隆起して遠ざかっている。この行水の池も、ひょっとしたら当時はもっと波打ち際にあったのかもしれないし、本当は海の中だったりしてと思ったりもするのだ。

乱礁遊歩道から国道55号沿いに出る。
御崎突端へ戻る格好で南下する。

言い伝えによると、空海はこの地で悟りを開き、空海と名乗るようになったのだという。
昭和59(1984)年建立の、日本唯一「室戸青年大師像」

室戸岬 室戸青年大師像

台風の上陸地として有名な室戸において、主軸は鉄筋、ニューセラミック仕上げで塩害対策を万全にした、強固な銅像だ。高さは21m。巨大である。朝だから入場はできなかった。

お釈迦様が入滅した格好をあらわしているという涅槃像。

余談すぎて書こうか迷ったが、書く。

身重の嫁さん、これを書いている6/4 15:30現在、涅槃の格好で昼寝をしている。北枕だ。

室戸岬 涅槃像の後姿

隆起海蝕洞は、空海修業の地・御厨人窟(みくろど)だ。
立入禁止の柵があったので、素直に入るのはやめておいたが、この御厨人窟内部から外を見るとき、空海の生きた時代は、洞窟の枠から、ただただ空と海だけが見えていたらしい。いま、御厨人窟は海面から10mの位置にあるが、当時は5m程度だったと推測される。

室戸岬 弘法大師修業之地 御厨人窟

修行の最中に、明星が口の中に飛び込んだその刹那、彼はついに悟りを開いたのだという。
そして、空海。と名乗ったのである。

御厨人窟内には五所神社が鎮座し、大国主命を祀っている。となりにも同じような海蝕洞があり、こちらは神明窟と呼ばれ、神明宮が鎮座し、大日孁貴神(おおひるめのむちのかみ)つまり、アマテラスが祀られている。この中からは海が見えないらしいが、立入禁止なので、確かめることはできなかった。

室戸岬 みくろ洞

漁業殉職者追慕之塔。
過酷な海に命をかけた人々の供養塔と石仏が静かに佇んでいた。

室戸岬 漁業殉職者追慕之塔

室戸荘まで戻った。YTはトイレで先に帰宿。
Nはもう少し近辺を散策してみた。

室戸岬灯台っぽい公衆電話

冗談みたいな公衆電話。昨日、オチャしようと思っていたのに休みだったラポール。

室戸岬 ラポール(休日)

中岡慎太郎の像。

室戸岬 中岡慎太郎像と室戸の朝日

中岡慎太郎の生誕地は北川村というところにある。あとで行く。
坂本龍馬と共に薩長同盟を成し遂げ、明治維新の扉を開いた慎さん。さて太平の洋を望み何を思っているのだろうか。

室戸岬 中岡慎太郎先生像

巨大で雄々しい中岡慎太郎の像の背後には、室戸岬展望台がある。
ちょっと登る。少しだけだ。やっけに綺麗な昆虫がいた。調べると、オオキンカメムシだということが分かった。カメムシか!!

室戸岬展望台のオオキンカメムシ

恋人の聖地となっている室戸岬展望台からの眺望。

室戸岬展望台から

かつては、奥の方のごつごつした岩の辺りは海の中だったのだろうか。浜のあたりは前回の南海地震くらいまではごつごつした岩が海面に頭を出しているくらいだったかもしれない。

いずれにしてもわれわれ人間が、オギャーと生まれてからパタリと死ぬまでに、一回あるかないかくらいの間隔で大きな地震に見舞われ、ある場所は海になり、ある場所は陸になる。

慎さんやお大師さまの像が、もしこの先何千年もこの場所に建ち続けたとしたら、海岸線はずっと先になるのだろうか。それともそんな理解をも超えた大幅な変化があるのだろうか。


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