14 室戸岬朝めぐり 絶景朝日&地球の歴史編

2日目 2017.05.01(月) 5:13 晴

奇しくも、初日の鳴門の日の出と全く同じ時刻に2日目が始まった。
室戸で二日目の朝を迎えた浦賀人3人組(ズッコケ三人組以上にずっこけてる)は、日本八景、名勝、天然記念物、ジオパークなどなど、数々の尊称を持つ室戸岬にて定番かつ恒例の朝めぐりをおっぱじめる。

なお室戸岬はダイナミックな地質的な景観と、多様な植物群生、弘法大師をはじめとした人間の歴史といった、魅力的な要素がテンコ盛りの岬なので、朝めぐり史上初かもしれない、三段階に分けてのブログとすることにした。最初は朝日の絶景と、カッチョイイ岩とかそういう所を書いていく。

日本八景 室戸岬

日本八景とは新日本八景とも言い、昭和2(1927)年に新聞社主催、鉄道省後援、一般投票、そして名士(文人墨客や政治家ら)によって選定された。十和田湖、木曽川などが渓谷、瀑布などのカテゴリー別に一ヶ所ずつ選ばれている。室戸岬は海岸。

室戸岬は基本的に岩礁だが、2010年に唯一室戸岬で巡ってみた灌頂ヶ浜や下の写真の月見ヶ浜など、浜もそこそこ存在する。

室戸岬 月見ヶ浜

室戸岬の半島は、西の土佐湾側は港が発展していて、市街地もある。東側は紀伊水道の出口で、本州最南端 潮岬とこの室戸岬に抱かれる湾状になっている。もちろん真正面は太平洋で、岬の見所は、おもに東側に集まっていると言ってよい。

室戸荘から月見ヶ浜に出て、東海岸を北上する。
下の写真だと解りにくいけど、岩の縞々に見える部分を「タービダイト層」といって、1600万年も前に深海で出来た地層だという。

室戸岬 タービダイト層の岩

軽い砂と重い泥が順番に積もっていき、まず水平の地層になる。これは割と地層が丸見えになっている崖とかでもよく見るかもしれない。
室戸岬は南海トラフの大地震などの地殻変動によって形成され続けている岬なので、半島が地震で隆起すると、このタービダイト層も持ち上がり、水平だったものが縦方向に80~90度も傾いたのだという。

室戸岬 日の出

あ、出てきた。
と今日もTの一言で天照らすお日様のご登場だ。

室戸岬の岩礁と朝日

太陽が海に引っ付いて見える、ダルマ朝日、ダルマ夕日が徳島や高知での日の出、日の入の名物だが、この激しい自然の節理を思わせる室戸岬に上がった一日の最初の太陽は、母性的で柔らかく、優しいものだった。


地震や台風で海に運ばれた土砂は、小石、砂、泥の順に海底に積もるという。それらの堆積物は長ぁい年月を経て岩石となり、地殻変動でこうして室戸岬で観察できるようになる。

室戸岬 礫岩

直径2mm以上の小石からなる岩石を「礫岩(れきがん)」。泥の塊を含む岩を「偽礫岩」という。
上の写真は、多分礫岩なんだろう(違ったらごめんさい)。だれかが、説明看板のすぐ下に置いてくれたらしい。

室戸岬 朝日

まぶしいギラギラの朝日を想像していたが、なんとまぁ優しい朝日なことよ。

室戸岬の朝日

室戸半島は、100~150年の間隔で巨大地震と津波に襲われ続けている。上の写真の辺りは、宝永地震(1707年)、安政南海地震(1854年)、昭和南海地震(1946年)によって隆起して誕生した浜だという。次回30年以内に70%の高確率で起こるという大地震によって、また新しい大地が誕生するだろう。

神々の国生みは、まだ続いているのだ。


1000年前までは、ここは海の中だった。
その証拠に、ここではヤッコカンザシの巣の化石を観ることができる。
海面付近に直径5mm程の管上の巣を作って生息する。彼らのコロニーは、今、海面から5mの位置にある。

室戸岬 ヤッコカンザシの巣の化石

次の地震で、ここは完全に陸地になるのだろうか。

室戸岬の日の出

蟹。
ぷくぷくと泡を吹いて怒り、ハサミを突き出してファイティングポーズ。

室戸岬の蟹

勝手に名付けた、ゴジラの背中岩。

室戸岬 ゴジラの背中岩?

これがエボシ岩の反対側だったかは分からなくなってしまったが、下の写真が斑レイ岩で出来たエボシ岩だ。

室戸岬 エボシ岩

斑レイ岩は、およそ1400万年前にここが深海だったころに、海底で起こったマグマ活動によって作られたものらしい。マグマが地中でゆっくり冷えて固り出来たという。


下の写真は、褐色部分はマグマが冷えて固まった斑レイ岩で、白い部分はホルンフェルスである。
1000度もあるドロドロのマグマ(斑レイ岩の元)が、泥岩や砂岩の地層に入り込んで、それらが熱せられ、性質が変化し固くなる。それがホルンフェルスと呼ばれるもので、いわば岩の火傷痕といってよい。そのホルンフェルスさえも融けた痕跡がみられるという。

室戸岬のホルンフェルス

岩石に付着した海水の水分が蒸発し、塩の結晶ができ、成長する圧力によって岩石に割れ目ができる。その割れ目が広がり、下の写真の様に蜂巣みたいになる。これをタフォニという。

室戸岬のタフォニ

これらの説明のほとんどすべては、現地に設置された案内看板に書かれていることを、しったかぶっているだけである!!

しったかぶりの地球歴史旅。そんな感じで乱礁遊歩道を歩く。

室戸岬 乱礁遊歩道

簡易な橋を浦賀人ははしゃいで渡った。

室戸岬の人工ミニ橋

ポットホール。
元々は岩石の小さなくぼみだったが、そこに小石が入り込み、波の渦に巻かれ、長ぁい年月をかけ少しづつ削られていく。やがてこのように丸い穴になる。

室戸岬のポットホール

これも、大昔の水中の出来事を、不思議なことに今、我々は陸地で見ているのだ。

そそり立つビシャゴ岩。
おさごという津呂に住んでいた絶世の美女が、押し寄せる野郎どもにうんざりして、室戸に美女が生まれないように願をかけて身を投げたと伝えられている岩だ。
おさごはわざと醜い格好をしてみたりもしたがそれも効果なく、普通の生活ができず、心身ともに疲れ果て、自死を選んだという。

室戸岬 ビシャゴ岩と朝日

これは次の室戸と人の歴史編でもよかったかな。
地球の歴史と人の歴史は、無関係ではないからどちらでも良いか(^^

天狗岩。
観る方向が逆だったようで、天狗には見えない。進撃の巨人みたいだ。

室戸岬 天狗岩

太古の時代から現代まで続いている、地球の変動によって成長し続ける室戸岬。
地球のパワフルさを感じることのできる先っちょである!!


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