三笠公園

 今日は自室の大掃除でもしてやろうかと思っていのだが、両親がまさかのケンカを始めてしまい、親父はフテ寝。お袋は昼餉の仕度放棄の姿勢をとったため、我が家は冷戦状態に(汗)
筆者は、お袋が筆者に怒りの矛先を向けていないことを確認(≒夕ご飯は作ってくれるだろう)し、一触即発の家庭内から遁走した。

 戦といえば、今日から「坂の上の雲」第三部の放送が始まるということで、ひさびさに三笠公園にでも行って戦艦三笠の雄姿を拝んでおこうと思い、ふらふら電車に乗って行って来た。

「まことに小さな国が 開化期をむかえようとしている」

 すっかりこのフレーズはお馴染みになっている。司馬遼太郎は、「坂の上の雲」の冒頭で、このあまりにも印象的な台詞を綴っている。
日本の青春と言ったりする人もいるが、筆者には馴染めない。明治維新の時点で、日本の歴史はすでに壮年期に達していたのではないか。だからこそ、その歴史を下地にして、例えば欧米では100年掛かってしまうような『維新』を、あっという間に成し遂げてしまう。日本は外国から見れば「奇跡」としか思えない離れ技をおこすだけの歴史の積み重ねが成されていたのだと思う。

 横須賀中央で下車。三笠公園に行くのが久々すぎたため、降りてからどっちの方向へ行けばいいのかすっかり忘れていた。
2005年、観光案内インフォメーションのYYポート横須賀が駅の近くに出来、1階の「スカナビ」では横須賀のお土産が買え、2階の横須賀海軍カレー本舗では、横須賀名物の海軍カレーを食べることができる。

YYポート横須賀


 カレーは種類が色々あって、定番のビーフカレー、チキンカレーや、カツカレー。さらに、戦艦三笠の主砲の口径と同じ30.5cmの長さのチキンカツをトッピングした

『 横須賀海軍
   チキンカツビッグカレー砲 
          featuring戦艦三笠 』


なる凄まじいネーミングのカレーがある。量的には三人前(¥2320。更に大盛+¥300)に相当するらしいが、筆者は未だ食べたことはない・・・

三笠公園入口

 大通り沿いに歩いて、アーチのモニュメントをくぐる。
ここから5分ほど三笠公園通りを歩くと三笠公園に入れる。

三笠公園通りの日本丸モニュメント。実船の一部が1/3の縮尺で再現されている
日本丸モニュメント


 公園に入るとすぐ、どーんと戦艦三笠が目に飛び込んでくる。あらためて見てみると、やはり大きい。

記念艦三笠は、乗船しての観覧も可能
戦艦三笠


 今や記念艦となっているこの「三笠」は、日露戦争の日本海海戦で東郷平八郎元帥の指揮の元、ロシアのバルチック艦隊を全滅させ、世界海戦史上空前の大勝利をおさめた。海戦に勝利した東郷は

日の本乃 海にとどろく かちどきは 御稜威かしこむ 声とこそしれ

と詠んだ。

皇國興廃在此一戦

 「皇國興廃在此一戦」
日露戦争は、秋山真之が作文し、東郷平八郎が打電、掲旗したこの文に集約されているといってよい。まさに日本の運命をかけた決戦だったのである。

さかみ ではございません…
さかみ

 ペリー来航でやむなく開国した日本は、その瞬間から世界の戦国時代にその身を投じなければならなかった。その延長線上に日清、日露戦争があり、満州事変があり、大東亜戦争があり、今がある。歴史は連綿と続いているのだ。

記念艦三笠

 平時にあって、今もなお三笠の船首は皇居に向けられ、さらにその直線状にはロシアを睨んでいる。

水と光と音の公園

 三笠公園のテーマは「水と光と音」。芝生の広場、噴水の虹。そして、向こう側にはアメリカのベースが見える。子供達が声を上げて駆け回り、ご老人がベンチでくつろいでおられる。
数多の先人から引き継いだこの日本の平和を、いつまでも護っていきたい。ご先祖の苦労あってこその今。それを時には感じてみよう。と、ガラにもなく思うのであった。

見えている小島が猿島。要塞の遺構が残る
船首と猿島

 戦前まで要塞だった猿島は、今はその面影を残しながら、BBQや釣り、海水浴の人気スポットとなっている。猿島航路は、この三笠公園の端、三笠桟橋から出ている。近日数回目の上陸を試みてみようと思っている。

 昼ご飯を食い損なった筆者は、帰りの駅前で思いがけず横須賀カレーフェスタの歳末助け合いのチャリティーで100円の海軍カレーにありつけた。

カレーフェスタ

 空腹をほのかに満たした筆者は、家庭内の紛争を早急に解決すべく、家路を急いだ。
家庭すら護れない未熟者が、天下国家を語る資格などはない。
しかし、家では親父は犬の散歩、お袋は夕餉の支度、筆者が風呂掃除ということで、すでに講和条約を締結していたようである(条約の一文に筆者の名があるのは何故orz)。。。



(ちなみに、この記事は昨年の暮に別の日記上で書いたものを大幅に加筆・訂正したものである)



地図:三笠公園
関連ブログ:「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲 featuring戦艦三笠」
参考HP
☆ 記念艦三笠
☆ 三笠公園
☆ YYポート横須賀
☆ 横須賀海軍カレー本舗
☆ たまゆら~hitotose~と横須賀市がタイアップ!(←よく知らないけど宣伝w)


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テーマ : 歴史・文化にふれる旅
ジャンル : 旅行

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一度は行ってみたいのです。

坂の上の雲ですね。
一度は行ってみたいのです。
横須賀は福生と同じように、アメリカンテイストが実に良いのですね。
駄・埼玉県民には憧れです^^

Re: 一度は行ってみたいのです。

ドブ板通りとか、「いかにもっ」っていう感じの雰囲気がありますよ。
横須賀も最近は観光誘致にやっきです(笑)
いつのまにか「ネイビーバーガー」「海軍カレー・シチューシリーズ」などなど、地元民からはなんじゃそりゃでも、観光の皆様からはきっと楽しい町だと思います♪

ちなみに、横須賀人は、埼玉には「近郊」つながり(?)でささやかながら対抗意識があるみたいです(苦笑)
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