34 鶴岡 致道博物館 ~回想録➃~

庄内藩14万石の主城・鶴ヶ岡城。
その三の丸の一角、藩主の隠居所や藩の御用屋敷が存在した跡は、いま致道博物館となって庄内の歴史を今に伝えている。

入口付近の赤門は、明治の時と2004年に台風で倒壊したが、原材をなるべく用いて再建した。

致道博物館 赤門と旧鶴岡警察署庁舎

致道というのは、藩校の名からとったものだ。

旧鶴岡警察署庁舎は県有形文化財となっている。
外部窓廻りはルネサンス様式を採用しているが、屋根には大棟、破風妻飾りなど和式も取り入れ、木造入母屋造りである。なかなかの威容だ。

ちなみに2017年現在は解体修理のまっただ中で、致道館の公式サイトから進捗状況が分かるが、2018年6月に落成を予定している。

致道博物館 山形県文化財 旧鶴岡警察署庁舎

旧渋谷家住宅は重要文化財。
この「かぶと造り」と呼ばれる独特な輪郭を持つ民家は、田麦俣多層民家とも呼ばれ、出羽三山の一つ、湯殿山麓の田麦俣から移築したものである。

致道博物館 重要文化財 田麦俣の民家

江戸末期に建設された土蔵は、民具の蔵として、庄内地方の民俗資料を展示している。

致道博物館 民具の蔵

酒井氏庭園は、国の名勝に指定されている。
それにしても、三の丸の一角でこれだけの庭園と様々な移築建物を要しているとは、鶴ヶ岡城の当時の規模の大きさは相当なものだったはずだ。

致道博物館 名勝 酒井氏庭園

江戸屋敷から幕末に移築されたという御隠殿は、藩主の隠居所であった。
木材や瓦などは江戸から西廻り航路で運ばれ、酒田からは川船で運ばれた。

致道博物館 旧庄内藩主御隠殿

鶴岡のランドマークと言えるだろう。
旧西田川郡役所も、重文に指定されている。

致道博物館 重要文化財 旧西田川郡役所

明治天皇行幸の折には、宿所としても使用された。
鹿鳴館時代を偲ぶルネサンス様式。
いわゆる擬洋風建築で、庄内随一の棟梁として名を馳せた高橋兼吉と石井竹次郎の手によるものである。兼吉は旧鶴岡警察署庁舎も手掛けている。

致道博物館 旧西田川郡役所

見応え充分な致道館。
和様建築がどちらも見れる、貴重な博物館だ。


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