11 七ツ釜 ~玄海国定公園を歩く~

ジージジジ ジージジジ ジージジジ
夏でもないのにセミが鳴いている。

どうやら、ハルゼミ(松が好きなのでマツゼミともいうらしい)が鳴いているようだ。
ハルゼミの鳴き声は、初めて聞いた。

玄海国定公園 七ツ釜を目指す

イカ丸からの七ツ釜は、迫力十分だったが、さて陸からの七ツ釜はどうだろう。

七ツ釜への遊歩道

見え隠れする絶景に心躍らせつつ、遊歩道を歩くと、割とすぐに芝生園地という開けた場所に出た。
開けると、夏のような日差しがビシビシ三十路のお肌に突き刺さる。
湿気がないだけ真夏とはまた違って爽やかな暑さだが、紫外線の獰猛さは真夏に勝るとも劣らない。

芝生園地と玄界灘

タッパが短いもんだから、七分袖が八分袖になっている。
懸念されるのは、半端に日に焼けるアレだ。

案内看板には簡易な地図が書かれていた。ジグザグな海岸線は絶壁あり、釣りスポットのような磯ありで、個性に富んでいる。
端から端まで踏破してみることにした。

土器崎神社の鳥居をくぐる。
まずめがね岩を目指すらしい。

土器崎神社鳥居

水平線が見える。
玄界灘。カッコいい響きだ。

土器崎神社参道の景色

めがね岩を望めそうな岩場に出た。
亀の甲羅のように浸食された玄武岩の不思議さ。
愕くほどに均一に作りこまれている。

七ツ釜 浸食された玄武岩

大地の裂け目のような絶壁をのぞき込んでみた。
湧水だろうか。水が流れていた。それにしても、、、

めがね岩付近の絶壁

近くに人がいた。その人がド変態で、変な気興してNを突き落としたら・・・
てか、チョンと押すだけで、たちどころに奈落の底だ。グチャってなるぞ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

佐賀最高峰の美景 七ツ釜

無論。そんな人間は滅多にはいないし、むこうも警戒してか(写真右上)、若干距離を置いて、順番っこにあっちみて、こっちみて、接触はお互い避けたのだ。
福井の東尋坊もアブナイ崖っぷちだが、こっちの崖っぷちの方がリアリティがある気がした。
ガチで痛いじゃ済まされないやつだ。

それにしても怪異な浸食だ。
日本海からの風に吹きつけられるように、斜めに均一に浸食された柱状節理が露わになっている。
このあたりがめがね岩なんだろうけど、地上からだと、ようけ確認できんもんだ。

めがね岩付近

めがね岩からすぐ、土器崎神社に到着。
”七ツ釜の伝説”として、案内看板によると、土器(かわらけ)崎神社の祭神は神功皇后で、三韓出兵の時、土器に酒を注ぎ、海神を祭ったことに由来するという。

土器崎神社

マリンパル呼子のイカ丸が海を行く。快調に行く。
2000年前だって、ここの景色はそこまで大きくは変わらないだろう。
ということは、神功皇后も同じ景色を見たかもしれないのだ、いや見ただろう。

土器崎付近 本瀬からイカ丸
七ツ釜 本瀬付近からイカ丸

今でさえ、この奇岩の連なりは、ただならぬものを感じる。
往時の人々は、それこそ神が手掛けたものだと思っただろう。

土器崎付近 平瀬
七ツ釜 平瀬

ふしぎだ。
その日は晴れていたろうか。波は穏やかだったろうか。
地球とか、宇宙の規模で見ると、ほんの一瞬の出来事と同じだろうに。
宇宙が少し広がるうちに、人間は何世代も交代し、ちょっと前のことも、もう自分たちでわからないのだ。

象の鼻から平瀬方面
七ツ釜 象の鼻から平瀬方面

こうしてブログなんかでせっせと書いても、写真を一生懸命撮ったって、ちょっと未来になれば、どう足掻いても消えてなくなるだけなのに、自分たちごと、ぜんぶ無くなって、あったのかなかったのか、そんなことすら消えてしまうだろうに。生命とはふしぎだ。

展望所から七ツ釜
展望所から七ツ釜

それでも、この美しい地上に生まれて良かったと、人生の色々な所で思ったりもする。

七ツ釜の海の透明さよ。

展望所から黒瀬鼻

同じ海。ほとんど同じ場所なのに、こうも色が違う。

展望所から象の鼻
展望所から象の鼻

見る角度で、光の微妙な反射で、波の流れで、カメラの性能で、見る人の心で、こうも違うものなのだ。


ジージジジ ジージジジ
ハルゼミの場所を追う。意外と見つからない。警戒心が強く、近づくと鳴くのをやめるが、逃げはしていないようだった。

「は~い、七ツ釜に入りこんでいきま~すよ~」
ふと下を見ると、イカ丸が狭い入江に入りこんでくる。
七ツ釜の一つに入って行くのだ。

七ツ釜へ向かうイカ丸を上から目線

「上を~ごらんになってくださ~い。人がいますね~。そうなんですぅ~。あそこからも、七ツ釜を眺めることができるので、お時間ある方は是非行ってみてくださ~いね~」
思わずイカ丸に手を振ると、イカ丸の人たちも振り返してきた。

鼻から鼻へ。
黒瀬鼻には祠。

七ツ釜 黒瀬鼻

絨毯のような、ががら瀬も、黒瀬鼻から見える。

黒瀬鼻からががら瀬

45分くらいの散策だったろうか。
ゆっくりめぐって1時間だろう。

芝生園地と乙姫大明神

乙姫様が見守る七ツ釜の風景。
て、乙姫様の大明神ってちょっと面白!

七ツ釜 乙姫大明神

国の天然記念物に指定されている七ツ釜。
日本初の海中公園にも指定されている。

七ツ釜というより、この一帯の景観の素晴らしさを観るならば、陸からも海からも攻めるべきですな。

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