29 越前勝山城へ至る!7年越しムーディー城へのリベンジに燃えるN一人w

2008.0803(日)夕刻 晴
旅慣れない兄弟は、意外と近くに見えた天守閣風建築物を目指し途方に暮れていた。

ことことと、えちぜん鉄道に揺られて福井から勝山へやってきた。
駅から少し先には雄大な九頭竜川が流れていた。

一級河川・九頭竜川

越前勝山には城があった。
勝山城は今の勝山市役所を中心に、中堅の規模で江戸時代には勝山藩の政庁だった。
戦国期に、九頭竜川の河岸段丘を利用した要害の城として築城が始まるが、徳川政権の一国一城令によって廃城となるも、後に復権され、天守や数ヶ所馬出などが未完成であったものの、幕末まで続いた。

お天守、と呼ばれた天守台は、残念ながら昭和の時代に開発によって取り壊された。
今では、市役所隣接の市民会館に城址碑、郡町の今井家住宅に表門・土蔵が移築現存するだけである。

越前勝山城址碑

さて、勝山城の天守閣だ。
勝山出身で、タクシー事業で成功した実業家・多田清という人物が、この町の顔になるような物を作って故郷に貢献したいという思いから、一切を私財で賄って作ってしまったという、凄まじい成り立ちの城である。

兄弟は、近くに見えていたのになかなか辿り着けない恐るべき建物を、当時流行していたお笑い芸人をもじって、ムーディー城と呼んだ。

遥かに霞む天守閣風建築物・勝山城

4km50分。
実際問題、そこまで執念を燃やして目指すこともなかった。
タクシーでもワンメーターだろう。色々手法はあったろうに、若かったのだ。

農村に現れる天守閣風建築物・勝山城

農村に現れる、姫路城を模したという巨大建造物は、しかしまさかの営業時間外となり、あえなく門前払いを食った。
このときの旅は万事、こんな感じであったことから、弟は二度と兄の破滅的無謀な旅に帯同することはなかった。

えちぜん鉄道 勝山駅

たんに引き返す勝山。
今では慣れっこだが、この日ばかりはすっかり疲れ果て、金沢に戻る列車の中で、2人してぐったりしていたのを忘れない。

越前鉄道 勝山駅にて

あの時、誓ったのだ。
いつか、必ず戻ってくる。アイシャルリターンだ。

勝山城!今度会うときは、旅の高みだ!!


それから遠くへ来たもんで

2015.09.21(月祝)12:45 晴曇
今度は真昼間。隣接のラブリー牧場 みるく茶屋に立ち寄る余裕を見せられるほどに、Nは成長(?)して勝山に戻ってきていた。
ただし、旅程は押しに押している爆

ラブリー牧場 みるく茶屋

考えてもみれば、あの、2008年の北陸兄弟旅ですっかり懲りたため、それ以降の旅のほとんどは車となったのだ。
22:00に浦賀を出れば、日本中大体の場所には朝には着く。遅くても昼だ。
そんな結論に至るまで、そう時間はかからなんだ。

余談を続けたが、勝山城の麓には
「ラブリー牧場 みるく茶屋」
という、えらい可愛い名前の牧場直営のお店がある。

ジャージーソフトとか、プリンパフェとか、ジェラートとか、スイーツ男子が揃う浦賀人垂涎の店舗であり、立ち寄らないわけもなく、みな思い思いのスイーツを頂くのであった。
写真はプリンパフェ♪

手作り感がなかなかいい感じのお店。

ラブリー牧場 みるく茶屋 プリンパフェ

して、ムーディー城。
高。
そびえ立つといって過言でない標高だ。

日本一高い天守 勝山城

現代的な造作のお堀を見つつ、あ!と思った。
昔、あの時。近そうに見えてなかなか辿り着かなかったのは、ムーディーの呪いなんかじゃない!!
城の尺がデカいから、進んでもなかなか近づかなく感じたんだ('Д')!

越前勝山城 水堀

それもそのはずで、このムーディー城。
なんと日本一高い天守なのだった(どびーん)

石垣込みの勝山城天守の高さは57.80m!
名古屋城は55.51m、大阪城54.80m、姫路城が48.25mだ。

標高に一役買ってる天守台を見よ!
龍の彫刻だ!そう、勝山に悠然と流れる九頭竜川と恐竜発掘地であることにちなんで、本邦他所ではまず見たことのない、石垣彫刻という前人未踏寄りの前代未聞な意匠を施してしまったのだ(ずびーん)

越前勝山城 天守台の彫刻

立派な城門をくぐってさあ天守登壇!
残念ながら、勝山の歴史や文化財などを並べた天守博物館は撮影禁止だった。

勝山城博物館

連結式望楼型五層六階の天守閣風建築物・勝山城博物館の最上階からの風景は見事。
農村農村農村町山山川空。

勝山城天守からの情景

館内唯一の撮影可能スポットには、種々ツッコミどころがありながらなかなかツッコミ切れない謎のキレを見せる勝山城博物館にあって、ついに盛大に突っ込めるブツが置かれていた。

勝山城 雑な僧兵

顔出す所の切り口の適当さもさることながら、小早川秀秋の肖像のように情けない顔した隣の人しかも楽しそうとか。
絶対敬意を持っていると想像に難くない人が作ったはずの記念スポットがこれだ。
でもいい。こういうの大事だよね。なんでもグラフィックとかそんなものでは表せないフリーハンドの魅力がここに炸裂だ。

ひとつ、僧兵は少しディスってんべ・・・?



関連記事

テーマ : 城めぐり
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ぬたーむ

Author:ぬたーむ

日本全国を巡ってます!
ひとつひとつの旅がつながりあって、いつか一本の壮大な物語になる!!
かもしれない☆
ブログはつれづれ、旅はガチ、歴史はぼちぼち
そんな毎日でありたいなw

★旅行ガイド専門サイト★
『たびねす』『itta』
に記事を寄稿してます☆
『たびねす』ではポイントを絞ってご紹介!
『itta』ではドタバタ道中も一緒くたの旅栞!
ぜひ見に来てね!

あとツイッターも…
『旅景より』


ぜひitteね(*´з`)

旅行メディア「itta」



カウンター


総記事数:

ランキング
最新コメント
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
もろもろ!
あの旅この旅
旅日記の一覧
カテゴリ & ブログ内検索
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
全ての記事を表示する
全ての記事を一気読み☆

※全記事一覧※

QRコード
QR
RSSリンクの表示