10 弘前城石垣修理 内濠一般開放

2015.05.01(金)夜

2012年以来、三度目の弘前城に来た!
2010年、2012年、そして2015年。毎回日本一と云われる、弘前さくらまつりの時期だ。

弘前城 追手門と枝垂夜景

毎回同じ時期ではあるものの、地域や人間模様を取り巻く環境は大きく変わっている。

まず2010年はそもそも東日本大震災前で、嫁ちゃんと出会う前でもある。
2012年は震災から1年が経ち、浦賀人としても東北にお金を少しでも落そうと企画したもので、交際中であった嫁ちゃんは置いて行った。

弘前城 南内門夜景

そんで、今年2015年。弘前城のあの桜満開を嫁ちゃんに見せたいと思い東北旅を決めた。
折しも、弘前城本丸の石垣が崩落の危険があるとして、石垣修理工事を間近に控えた時期である。

まず出発前には桜は一部遅咲きの桜を残しほとんど散ってしまった。
これは、異常気象ともいえる2015年の温暖すぎる気象条件のためである。

しかし今年はもう一つ、さくらまつりの時期に見逃せない企画が開催されていたのだ。

『弘前城本丸石垣修理事業 内濠一般開放』

である。

内濠に映る弘前天守と一般公開の埋立内濠
弘前城 下乗橋から内濠埋立

2012年来訪時以降、カメラがF50fdからF770EXRに変わり、ライトアップも見たとおりに近くなって満足満足\(^o^)/

弘前城 夜景2015

今年はあまりに桜の開花が早く、GWには散ってしまっていたからか、入城口でソメイヨシノ以外の桜のチラシと、入城チケットのほかに、次回無料で入城できるチケットが配られていた。

入城口(武者屯)からの天守ライトアップ
弘前城 武者屯から天守夜景

もちろん明日朝も観に来るつもりだったのでこれ幸い♪
それにしても静か(笑) そうとうな損失が出たのではないかと心配してしまう。

弘前城 本丸から天守夜景と月

天守内部も石垣工事の一環で行われる、工事中に天守を本丸中心部へ遷す天守曳屋工事が始まっており、展示物は無く床下の構造や柱がよく観えて貴重だった。

弘前城 曳家工事の準備

天守からは格子越しに本丸や二の丸がよく観えるが、この景色とも工事完了予定の2025年まで、10年間はお別れだ。

曳家先でも公開される。これはこれでもちろん必見である
弘前城 天守からの夜景

本丸の八重紅枝垂もずいぶん緑が増えているけど、まだ何とか観賞するには十分ではあった。

弘前城 葉桜八重紅枝垂夜景

城内は東京ドーム10個分の広さ。出店や物産館まで軒を連ねる。
城郭の原型がほぼ残っているため、城域をまんべんなく効果的に使えている印象の弘前城だ。

弘前城 弘前物産館夜景

数年前から、弘前城本丸の石垣に、膨らみがあることが確認されていた。
これは、はらみ といって石垣が上部の構造物や土圧、水圧によって少しづつ外側に押し出される現象で、放っておくと内圧に負けて崩落してしまう。

手前より奥側の方にはらみが見られる。もっこりもっこりしている
弘前城 石垣はらみ夜景

工事のために埋め立てられた内濠には二の丸東側から入ることができる。
逆さ天守に見学路となった内濠が夜の湖面に浮かんでいる。

弘前城 内濠と天守夜景

見学路に入る。本丸石垣が間近に見られる。
夜でもライトアップされているおかげで、よくはらみが見学できた。

弘前城 内濠一般開放石垣夜景

これは滅多に、というより、一度の人生で一回でも観られることはラッキーの極みと言えるだろう。
弘前城本丸石垣の前回の修繕は明治・大正の時代で100年が経過している。
その間に二回の世界大戦があり、昭和の時代が過ぎ平成の御代になっている。人の一生の数回分の内のその時期にしか見れない、そんな貴重な時間を過ごしているのだ。

弘前城 内濠開放天守夜景

そうなってくると、嫁ちゃんはガッカリしているが、桜がほとんど散ってしまっているのはむしろ幸運だったのかもしれない。桜たけなわだったとしたら、じっくり三脚を構える暇もなく、人いきれの中押し合い圧し合いうんざりしながら天守を仰ぎ見て、急いで出ていかなければならない。下手すると整理券なんか配布され時間で切られたりするかもしれない。

そう考えると、人もほとんどいないGWの弘前城という稀有な状況で内濠一般開放は、当事者の方は落胆だろうが観光客としてはツイていたというほかない!

1日は平日だったからかもしれずw
弘前城 内濠一般開放天守夜景

ここからは2015年5月2日(土)の朝だ。
よく晴れて、天候に恵まれた今旅である。

そして何故か紅葉w

弘前城 下乗橋から有名な風景

本丸から眺める岩木山の美しさ。

弘前城 岩木山と蓮池

桜といえばソメイヨシノだが、弘前の多彩な桜は、ソメイヨシノが散っていてもまだまだ観光客の目を楽しませてくれる。
こちらは関山という品種らしい。

弘前城 二の丸関山

そしてまた内濠一般開放に向かうのだ。

弘前城 内濠一般開放

下乗橋を下から眺めるのも今回が最初で最後だろう。

弘前城 内濠から下乗橋

天守は工事中70mほど本丸内部に移動し、そこで一般公開するという。
これもまた一生に一度無いチャンスなので再訪せねばなるまい。

弘前城 内濠から天守なぜか紅葉

本丸から岩木山と天守が一緒に見れるようになるという。これは楽しみだ。

先人が遺した貴重な遺産を、後世の者が護ろうとするのは、ある意味その恩恵にあずかっているという少々歪んだ見方をしたとしても、当然のことと言えるのかもしれない。

弘前城 石垣修理工事 内濠一般開放

人は、確実に何かを遺したいと願う生き物なのだろう。
他の動物と違い、種を後世に繋げる以外に種を後世に繋げる方法を人は発見したのだ。

文化を遺すことにより、人は後世に教訓を遺している。
弘前城。また会おう。


2010年・2012年の弘前城(満開のさくらまつり)はこちら

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