48 道後温泉散策

熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな

熟田津で船を出そうと月を待っていると、潮の流れも良くなった。今こそ漕ぎ出そうじゃないか!

そうした戦意高揚の意味合いがこの額田王が作成した詞にはある。
勇ましく漕ぎ出した先は朝鮮半島であった。

古代日本最大の朝鮮半島への軍事介入は大失敗に終わり、大和(=日本)が占領される危機感を覚えた当時の天皇・天智は国防体制強化を推し進め、西国各地に朝鮮式山城(福岡・大野城や岡山・鬼ノ城など)や広大な防塁、防人の設置など軍事面での防衛策、さらに行政機関の整備や日本最古となる戸籍(=徴兵が可能になる)の整備を行った。
極め付けは遷都である。それまで大阪難波にあった首都を滋賀大津へ遷したのだ。

ここで私が気になっているのは、日本人は嫌に勇ましく海外へ出ていくときは危ないということだ。
白村江、唐入り(豊臣秀吉)、明治維新、大東亜戦争、そして今。。。

歴史的出来事を悪く言うつもりはないが、失敗から学ぶことはできる。
次必ず勝つために。だ。
先日お偉いさんが熟田津の詞を引用してグローバル社会に打って出ようと力強く演説したのだが、結果を知って引用したのだろうか??

なお、額田王は女性である。
女性だって勇敢にこの国の歴史を動かしていることを忘れてはなるまい。


要するに、熟田津とは、道後温泉の近くの港のことなのである。
額田王が入ったかもしれない道後温泉に来たのは今回が2回目。

宿は旅行中突然電話がかかってきて、最初予約していたホテルが満員ということで急遽変更になった「道後館」

道後舘

予約してたのに満員で変更ってどうよ(;´・ω・)
道後温泉ではそういう客シェアーをやってるのかしら?

道後舘夕食

夕食は楽しみにしてた伊予牛ステーキはなくなって残念だったけど、柔らか鮑陶板焼きや伊予牛スープ鍋があったのでそこそこ豪華。

柔らか鮑陶板焼き

宿のグレードは同じだけど、伊予牛に悔いが残ったので明日必ず見つけて食べてやる!!

道後温泉駅夜

満腹になった一行は夜の道後温泉を散策。
路面電車の道後温泉駅の近くに設置された「坊っちゃんカラクリ時計」が2013.05.02(木)22:00を告げた。

坊っちゃんカラクリ時計

かわいいカラクリたちがくるくるとまわって、音楽が付近に流れ、大勢の観光客が目を見開きながらカラクリ時計に見入っていた。

カラクリ時計

続いて、商店街のアーケードをクの字に曲がった先にある道後温泉本館の夜景を楽しむ。

道後温泉本館夜景

重要文化財の道後温泉本館は「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルの一つで、2007年には経済産業省により「近代化産業遺産」に認定。

日本三古湯の一つとされる道後温泉のシンボルである道後温泉本館は夏目漱石の坊っちゃんでも登場し、現代に至るまで多くの著名人が浸かっている名湯中の名湯と言えよう。

重要文化財 道後温泉本館夜景

内部には又新殿(ゆうしんでん)という日本で唯一の皇室専用の浴室があり、入浴コースの中に見学できるコースがある。
道後温泉本館は翌日入浴予定♪

一通り道後温泉周辺の夜の雰囲気を味わって、温泉街の商店街「ハイカラ通り」を散策し帰宿。
宿の温泉に浸かり、ぐっすりと最終日を迎えたのであった。


2013.05.03(金)5日目
おはようお城!松山城にご挨拶し、恒例朝めぐり。
最終日も元気に出陣でござる!

道後舘から松山城

さっそく変なところに入り込んで・・・

道後温泉朝めぐり

たどり着いたところは松山神社。
松山神社は菅原道真を祀る社と徳川家康を祀る東照宮が一体になった神社で、日光や久能山東照宮の特徴である権現造りの社殿となっている。

松山神社神門

ただ、日光や久能山のように絢爛な意匠ではなく、素朴な素木造り(しらきづくり)であり、これは江戸中期以降に流行した意匠であるとのこと。

松山神社拝殿

社殿は元治2(1865)年の建築当時のままほぼ現存している。
葵の御紋が大きくあしらわれている。

権現造 松山神社

神社からは松山城がよく見えた。

松山神社 鳥居

ここで一旦ホテルに戻り、朝食を摂った。
健康豪華な朝ごはん(*´▽`*)

道後舘朝食

お腹いっぱいになったら散策の続きw
鷺谷墓地には、道後温泉本館を修繕した伊佐庭如矢、秋山好古らのお墓があった。

道後温泉背後の小山、冠山に登ってみる。

道後温泉本館全景

道後温泉は開湯3000年ともいわれ、縄文中期の土器などが出土している。
伝承では、足を痛めた鷺が岩間から出る湯に浸したところ完治して飛び立っていったのを村人が見つけ、温泉の発見になったというものがある。これが白鷺伝説。

また少彦名命が旅の途中急病に苦しんだとき、同行の大己貴命が大分の別府温泉速水の湯から海底に管を通し湯を引いて少彦名命の手のひらに乗せたところたちどころに完治したとの神話(伊予国風土記逸文)もある。

湯神社

湯神社では少彦名命と大己貴命を祀っており、地震などで温泉が出なくなるたびに神楽を奉納して祈願をしたという。


伊佐爾波神社は仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、三柱姫大神を祀る。
三柱姫大神は、安芸宮島 厳島神社などでおなじみの、宗像三女神(タギリビメ・タギツヒメ・イチキシマヒメ)におなじである。

伊佐爾波神社

伊佐爾波神社は湯月八幡、道後八幡などとも呼ばれる、日本を代表する八幡造の社殿が現存する古社で、社殿六棟・石燈篭二基、棟札一枚が重要文化財に指定されている。

伊佐爾波神社 楼門(重要文化財)

見えているものは大体重文と言える。
江戸初期の建築だ。

伊佐爾波神社 廻廊(重要文化財)

道後温泉には良い神社が多くある。
散策しながら参拝できるので来湯の際は近隣マップ見ながら巡るのがお勧めだね(*´ω`)

道後温泉駅

駅まで戻ると9:30のカラクリ時計がくるくる廻っていた。

カラクリ時計 朝

偶然、坊っちゃん列車が駅構内に入ってきたようで、群衆が群がる。

坊っちゃん列車

一旦駅を通り過ぎ、どうやって戻るんだろうと思っていると、まさかのくるっと一回転、Uターンして戻ってきた。
衝撃の動画はYouTubeで色々アップされてるみたいなので見てみてね☆

坊っちゃん列車 ターン

道後温泉のハイカラ通りを再度散策。
昨夜より開いている店も多い♪

道後温泉商店街

最後に道後温泉本館に入浴。
今回は一番シンプルな入浴コースにした。

道後温泉本館

前回の時は、又新殿も休憩室も付いた豪華プランだったけどね。。
温泉は深めで、座れないので立っていることになる。
アツアツの温度でほどよく温まって出る感じですね。

雰囲気は他に無い古風な石造り。
現代流行のシャンプーなど一切なく、露天もなく本当に湯と歴史を楽しむ温泉。


そういえば、散々痒くてキモ悪だった貨幣状湿疹がようやく沈静化したようで、道後温泉のおかげか、この後一週間ほどは症状が落ち着いていたのであった。
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