43 湯川温泉 きよもん湯

約1500年の歴史を持つ、熊野最古と言われる
湯川温泉きよもん湯
熊野詣の湯垢離場として、多くの旅人を癒してきたが、我々も大いに癒されようと思うw

きよもん湯

源泉掛け流しのきよもん湯は500円と優しいプライス。
皇太子時代の今上天皇も、喜代門屋という旅館だった時代に宿泊されている。

きよもん湯 廊下

喜代門屋は廃業してしまうが、買いとられて現在は日帰り温泉として命脈を保っている。

自家源泉流しっぱなしのぬるめのお湯は、長旅で萎えた体を緩やかに復元してくれているようで、ついつい長風呂になってしまった。

湯上りの広々とした休憩所で、更に長風呂の嫁ちゃんを待つ。
テレビがついていた。そういえば、久しぶりにテレビを見るようだ。

旅の終わりに差し掛かった時の、いつもの寂寥感が込み上げてきた。
これからまた、日常の巷に還っていかねばならないのだ。

自分という人間は、思ったより信仰心の薄い人間なのかもしれないと思った。
神社で手を合わせ、二拝二拍手一拝をする。
いっしんに何かを願うでもなく、ぼんやり五穀豊穣とか思ってる。

すごく一生懸命手を合わせ、寺では念仏、神社では深く首を垂れ何かを願う人々。
自分にはそこまで必死にできないのだが、やはり来たからには手を合わせたいし、粗相があったらバチかぶるんじゃないかと一抹の不安もある。

平均的日本人の宗教観なのだろう。
よくわからないけど祭ってみよう。それである。

クリスマスはよくわからないけど楽しいし
正月もよくわからないけどめでたい
最近はハロウィンなんてのも出てきて、また企業の戦略だなと思いながらパンプキンケーキを嫁ちゃんとがっついた。
恵方巻だって子供の頃は無かったのに、いつの間にか全国区で、これも嫁ちゃんと自家製の恵方巻を方角もいい加減に頬張った。

平安時代、西行法師は伊勢神宮参拝の際、こう詠んだ

なにごとのおはします かは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる

なにがおられるのかよくわからないけど、とにかく有難くて涙すらこぼれてくる。
平安だとしても平成だとしても、日本人とはそういう生き物なのであろう。


日本の宗教観は雑多であり、もはや自分たちでも何が何だかわからなくなっている。
だがそれでいいんだ。
何が何だかわかったような気になり、それを絶対正義として他者に押し付ける宗教がどれだけ迷惑か、個人レベルで体験した人も沢山いるだろうし、国レベルでは未だに世界各地で惨禍を呼んでいる。

嫁、なかなか出てこないな。
暇だからいろいろ考えてみたw

考えてみると、嫁ちゃんもよくついてきてくれたものだ。
イノブータンランドには冷たかったが、太地の古式捕鯨跡は日は暮れるわ特に何もないわだし、新宮城も自分が城好きだからこそ石垣くらいしか残ってない公園を喜んで散策できるのだ。
熊野古道関係自体は嫁ちゃんが行きたがったので決まったのだが、そこはかとなく入れ込んである地味な場所でもちゃんとついてきてくれた。
イノブータンは冷たかったけどw

こうして共に旅をして、結婚1年も経たない新米夫婦は、少しずつ絆を深めているだろうか。
そんなことを大真面目に考えていると、嫁ちゃんが風呂から出てきた。
俺も嫁ちゃんもすっかり空腹だ。

町の方に行って、夜ご飯を食べて、家に帰ろう。


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