中山道六十九次 29 鵜沼宿~太田宿

2012年6月17日(日)11:45 曇→晴
次に目指す太田宿は、鵜沼宿から7.9km。
江戸日本橋から51次、京三条大橋から19次目である。

復元された鵜沼宿脇本陣脇には、脇本陣に逗留した松尾芭蕉の句碑が置かれていた。

汲溜の 水泡たつや 蝉の声
ふく志るも 喰へは喰くせよ きく乃酒
おくられつ 送りつ果ハ 木曽の秋

と、それぞれ
脇本陣坂井家を再訪した時
菊花酒のもてなしを受けた折
木曽路を通り信濃を目指すため美濃の俳人たちとの別れ詩
を残している。

鵜沼宿脇本陣芭蕉句碑
鵜沼宿脇本陣芭蕉句碑

旅籠屋→郵便局と変遷を辿った旧武藤家住宅は、登録有形文化財に指定され、中山道鵜沼宿町家館として公開されている。

中山道鵜沼宿町家館

安積門は、「中山道六十九次 21 大垣城と城下町」で取り上げた大垣城の本丸の表口に建てられていた鉄門であることが近年発覚している。

主な特徴は、正面の木部を全て鉄板で覆い、軒下は白漆喰で塗り籠められているおり、これは火矢による攻撃から門を守るためと考えられている。

安積門は大垣城鉄門

江戸側から鵜沼宿を振り返る。
よく整備保存された宿場であった。

鵜沼宿の風景

東の見附と天王社に南向きに建てられていたという高札場。
東見附の高札場は、楷書に文字を直し、あとは忠実に復元されている。

鵜沼宿高札場

見附を過ぎると、太田宿への道のりとなる。
うとう峠は、見附のすぐ先だ。

うとう峠の「うとう」とは、疎い(うとい)から来ているとされ、気味が悪い、不案内、などといった感じの、あまり好ましくない意味合いである。

これよりうとう峠

道は新たに車動が整備されているが、旧道はお地蔵さんを取り巻くように直角に曲がる。
中山道ウォーカーならこういう細部にこだわりたい☆

うとう坂への旧道案内

うとう坂からは、犬山城が眺望できる。
なかなかの風景だ。

うとう坂から犬山城を望む

峠からは町の様子もありありと望める。

うとう峠からの鵜沼眺望

案外キツい峠を登ると、かっこ池。
水鳥が泳いでいた。

合戸池
合戸池(かっこいけ)

かっこ池からほどなく、「日本ラインうぬまの森」という公園の旧道に進んでいく。
だいぶ日が出てきた。曇で一日やり過ごせると思ったけど、こうなると夏至を目前にした6月17日の太陽光線はなかなかに攻撃的だ(^^;)

12:15
旧道の残るうぬまの森へ

ここまで本格的な旧道になるとは思わなかったな。

日本ラインうぬまの森

旧道からすぐ、うとう峠一里塚跡があった。
このあたりは東坂とも呼ばれている。

うとう峠一里塚跡

あじさいが綺麗だった。

あじさいの咲くうぬまの森

汗ばんで、すっかり上着を脱ぎ傘を背に杉並木を歩く。

うぬまの森の杉林をゆく

時にはこんな古めかしい道も!
こういういかにも旧道な雰囲気は大好きだなぁ(´ε` )

うぬまの森の旧道

やがて旧道は高山本線に分断される。
薄暗いトンネルの迂回路を渡ろう。

谷の隧道を抜ける

すると、眼前に木曽川が出現する!

12:35
木曽川とお目見え

ここから先、嫌になるほど一緒に歩くことになる、木曽川との最初の対面を果たすと、1km程国道21号を歩くことになる。

高山本線と国道21号
高山本線と国道21号

木曽川の雄大な流れが眼前に広がっている。

太田宿へ 木曽川

1kmほどで左歩道側の旧道に入る。
階段を上ると、岩屋観音。

中山道 岩屋観音

「名所図会」では、美濃路第一の風景と呼ばれた、岩屋観音から木曽川の流れ。

岩屋観音から望む木曽川

その先しばらく国道21号だが、すぐ右手に木曽川沿いのロマンチック街道を歩くこともできる。

日本ラインを歩く

行幸巖付近。
日本ラインは国の名勝に指定されている。

日本ライン 行幸巖近辺

難読町村名がウリ(?)の
さかいわい?
・・・はんいわい?

いえいえ、坂祝(さかほぎ)町!!

坂祝町内会館

すごく地味な場所に一里塚跡。

取組一里塚跡

パジェロの本社は、何とこのさかいわ・・・坂祝(さかほぎ)にあったのだ!

パジェロ!

パジェロ本社の先、旧道は分断されているが、国道から逸れてロマンチック街道の入口あたりから旧道に戻ることができる。

旧道を進むと、虚空像堂がある。
このあたりは承久の乱の古戦場でもある。
後鳥羽上皇率いる朝廷軍と、鎌倉幕府軍が木曽川を挟んで激突した。

虚空蔵堂と承久の乱 古戦場跡

標識に従い下町の枡形を曲がれば、太田宿だ♪

太田宿に到着

見所の多い鵜沼からの道程だった。
鵜沼宿の町並みから、うとう峠の旧道。
木曽川沿いの道。めくるめく7.9kmだった。

太田宿本陣門(現存)で1枚!折角なので傘さしてw 14:10
太田宿本陣門

そういえば、昼飯を食べてないことに気づき、飯屋を探しつつ、この後の道をガイドブックで確認すると、どうやらこの先の伏見宿まで行かないと、次回の歩く距離が大変なことになりそうだった。。。

岐阜の先から、すっかり郊外中心の道になってきて、ここから先はさらに厳しいコースになっていく。
今日ここでやめると、宿がありそうな宿場町まで歩くなら、次は35.3km先になる。

まずここまで来るために、朝一を目指すなら、名古屋まで夜バスで、そこからJRの乗り継ぎになりそうだった。
次の伏見だったら、名古屋から名鉄の乗り継ぎだが、雰囲気的にはこっちの方が来やすそうだし、次回の歩きが楽になるから・・・

空腹に耐えつつそんなことを考え、次の伏見宿まで7.9km!
この日通算32.6kmとなるが、ちょっと頑張って進めておくことにした。


つづく



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