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52 江差 ~追分流れるロマンの町~

江差(えさし)に和人が住み着いたのは、1189年源義経が奥州衣川で敗れ(伝承ではここ蝦夷地に逃れたとある)自刃した後、藤原泰衡が落ちのびて来て以来だという。


江差の北からの入口にある道の駅 江差に立ち寄ると、ひょうきんな男の像が酒を飲んでいた。
「江差の繁次郎」は、幕末に実在した「とんち」の名人である。
「鰊潰し」や「役人コ」など、江差にはいくつかの逸話が伝わっている。

道の駅 江差の繁次郎

「キンキラキンのキン」を紹介しよう。
ある日松前に奇妙な魚が獲れた。
その魚はカレイのような姿で、キラキラと光っていた。
誰もその名前を知らない魚の名を知っていると触れ回ったのは繁次郎。
殿様は繁次郎を召し出し、珍魚の名を問うた。
「その魚はキンキラキンのキンと申します」
繁次郎はいい加減に名前を教え、褒美までせしめた。

その一年後・・・
殿様が魚の名を失念してしまったため、繁次郎は再度召し出された。
繁次郎も適当に答えていたため忘れてしまっていたが、ふとその魚を見ると、干からびてコチコチになっている。
とっさに
「カンカラカンのカンでございます」
と答えたが、殿様はキンキラキンのキンを思いだし、咎めた。

繁次郎は臆面もなく
「イカを乾かしてスルメと言うようにキンキラキンのキンも干からびてカンカラカンのカンとなったのでござります」
と応じ、事なきを得たという。

繁次郎浜

江差の文化遺産で著名なものといえば、江差追分であろう。
「民謡は江差追分に始まり江差追分に終わる」
とまで言われた。
追分節は、信州中山道の追分宿で歌われた流行りの馬子唄が全国に伝わり広まったが、江差追分は越後に街道沿いに伝わり、北前船に乗って海路で江差に運ばれてきたとされている。

江差町郷土民芸会館 追分会館

大島小島の間通る船はヤンサノエー
江差がよいか なつかしや

江差の町並み1

北山おろしで行先や くもるネ おもかじ頼むよ 船頭さん
かもめのなく音に ふと目をさまし あれが蝦夷地の山かいな

江差町会所
江差町会所

なにを夢みてなくかよ千島ネ
ここは江差の仮の宿

とまぁこんな感じである

重文 田中村家住宅
重文 田中村家住宅

江差の商家町並は、そんな江差追分の雰囲気にぴったりあった趣であった。
まぁ、当たり前だよね。
町があって歴史があって人がいて歌がある。
全ては繋がっていて、それぞれ単独で成り立つことはありえない。

旧檜山爾志郡役所
旧檜山爾志郡役所

開陽丸沈没を見て八つ当たりする土方歳三のパンチをくらいコブが出来たと伝わる松も残っていた。

土方歳三嘆きの松
土方歳三嘆きの松

町並みは海岸から少し坂を登るが、ひょっとしたら津波を警戒したのかもしれない。
1993年の北海道南西沖地震の奥尻島を中心とした津波の被害は記憶にまだまだ新しい。

江差の町並み2

江差を散策し、いい具合にお昼時になった。
追分会館隣接の
和食れすとらん 江差家
で食事をすることにした。

和食れすとらん 江差家

江差ご当地グルメ!一日限定十食!!
なんて言われたら食べないわけには行くまいw
「史伝 にしん親子重」
900円を注文。

にしん親子重

江差と言えば鰊(ニシン)。数の子、お新香、焼きこうれん、吸い物、粉山椒が付いたにしん親子重は、なんといっても見た感じが綺麗だった。
それに、鰊も数の子も美味しく、高級感まで漂っている。

焼きこうれんは、この辺りの名物でもあり、そのままパリパリ食べても、吸い物に入れてモチモチの食感にしても美味しく、Nは三つ入っていたうち、一つはパリパリ、二つはモチモチを楽しんだ。

焼きこうれん

目も鼻も顔も大きかったという繁次郎と一緒に記念撮影をして、開陽丸に向かった。

繁次郎

開陽丸はここから車ですぐ。
えさし海の駅 開陽丸
というコミュニティセンターとともにあった。

えさし海の駅 開陽丸

幕府最強の軍艦は、江差沖で暴風雨により座礁、沈没した。
その後引き上げられ、日本発の海底遺跡として復元公開されている。

開陽丸1

ちなみにペリーの黒船は開陽丸完成より9年前に浦賀へ来航している。

開陽丸2

江差は江戸の情緒と幕末の名残が見られる北海道では珍しい土地だった。

ぷらっと江差

ぷらっと江差に立ち寄ったのは正解だった。
アイヌだけでなく、和人の文化も着実に蝦夷地に根付いていたのだ。。。



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