9 モシリヤ砦跡 ~北海道一周旅行~
砦跡と書いて「チャシ」と読む。
アイヌの独特の城郭形式といえる。
間近で見るとなかなかの迫力だ。
モシリヤとは「川中の島の対岸の丘」という意味の地名で
「サルシナイ(葦の生えてる沢)チャシ」「ポロ(大きい)チャシ」
などとも呼ばれていた。
今は残っていないが空堀を巡らせた構造だったようで、その土を盛り上げてチャシとなしていたようである。
柵があったので入って良いのか戸惑ったけど、特に立ち入り禁止も無いし柵のないところもあったのでお邪魔させてもらった。
丘の上は見晴らしが良いが、これが一つの城郭とはちょっと思えず、やはり物見と防御施設の一部なのではないかと思った。
伝承では、1751年(寛延4年)にトミカラアヤノという実在するアイヌが築造したとされている。
チャシの中でも良く保存され、また築城年代や人物も特定できる数少ない史跡であるとして、国の史跡に指定されている。
そして、チャシの防御施設とは違う特徴として、漁業監視(鮭の遡上など)や、祭壇といった宗教的側面の性格が、このモシリヤチャシにも当然ある。というより色濃くあるんだろうなぁ。
というのが、川中の島の対岸の丘の上に立ってみて思った感想である。
アイヌの独特の城郭形式といえる。
間近で見るとなかなかの迫力だ。
モシリヤとは「川中の島の対岸の丘」という意味の地名で
「サルシナイ(葦の生えてる沢)チャシ」「ポロ(大きい)チャシ」
などとも呼ばれていた。
今は残っていないが空堀を巡らせた構造だったようで、その土を盛り上げてチャシとなしていたようである。
柵があったので入って良いのか戸惑ったけど、特に立ち入り禁止も無いし柵のないところもあったのでお邪魔させてもらった。
丘の上は見晴らしが良いが、これが一つの城郭とはちょっと思えず、やはり物見と防御施設の一部なのではないかと思った。
伝承では、1751年(寛延4年)にトミカラアヤノという実在するアイヌが築造したとされている。
チャシの中でも良く保存され、また築城年代や人物も特定できる数少ない史跡であるとして、国の史跡に指定されている。
そして、チャシの防御施設とは違う特徴として、漁業監視(鮭の遡上など)や、祭壇といった宗教的側面の性格が、このモシリヤチャシにも当然ある。というより色濃くあるんだろうなぁ。
というのが、川中の島の対岸の丘の上に立ってみて思った感想である。
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