5 うずしお汽船で海から鳴門の渦潮を狙え!
いよいよ早朝から朝へと時間帯が移って来た。
人々も活動的になって来ただろうが、浦賀人旅部N・Y・Tの3人組は、すでに鳴門滞在2時間を超えている。
鳴門海峡の遊覧船は、鳴門から2ヶ所、南あわじから1ヶ所出ている。我々は、一番早い時間帯に乗るべく、うずしお汽船の亀浦漁港へやって来た。
8:00という時間は、潮見表を見てもなかなか期待値の高い時間帯の様だった。
尚、この辺りまで書いて一回記事が消える悲劇がおこった。最初書いていたのとは大分変わってしまった。思い出せないもんだなぁ。なかなか困るね(苦笑
船乗場では、すでに何人も並んでいて、日陰で少し冷えた。
日が出ていると、5月初旬でもずいぶん暑いんだけど、日陰はたいぶん寒い
みなデッキで渦潮を観ようと陣取っていて、客室は閑散としている。
いざ亀浦漁港を出航!
びっくりするくらい速い。
ぶおーーーーーっと音を立て、波を蹴立ててうずしお号は行く。
孫崎灯台が見えた。
白い建物はベイリゾートホテル鳴門海月。朝日を眺めた千畳敷展望台も見える。
山の上にはエスカヒル展望台。ここは後で行く。
7~8分で大鳴門橋の下まで来た。
潮の流れが速そうなところと、凪のように静まり返っている部分があって、きれいにわかれている。
無人島の飛島が見える。
乗組員が大声で渦潮が出来ている場所を教えてくれる。
船も、渦のある方へと向かう。
渦潮は、満潮時に紀伊水道から大阪湾や鳴門海峡へ入った波と、同じく豊後水道から入って瀬戸内海を流れてきた波が、6時間かけて播磨灘で合流し、引き潮で鳴門海峡へ一気に流れ込む。6時間というのが重要で、これはつまり波の干満の時間と同じなのである。
鳴門海峡へ流れる満潮の引き潮は、干潮の鳴門海峡に流れ込むわけだから、ここで大きな潮位の差ができる。最大1.5mにもなり、最速時速20kmで海峡の中央部を、紀伊水道へと流れ出る。
中央は早い流れだが、依然として両脇は普段の流れを続けている。その2つの流れの合わせ面に渦ができるのだ。
乗組員の人が「波の合わせ面に行きます。ここで渦潮が出来ています!」と教えてくれる。波の合わせ面。印象的な表現だ。
ビックリするくらい近付く。こわ!よく漫画とかでデッカイ渦に巻き込まれて船大破みたいになっているけど、大丈夫なのかな?スリル満点だ!
渦潮キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
て、前の人が邪魔で見えにくい!くそ!カメラを前の人の頭の上で、とりあえず撮りまくる。
撮影はなかなか激ムズだ。渦潮見えてはいるんだが、撮るのは大変だ。意外と発生している時間も短かった。でもやけに楽しい。
できつつある渦を乗客全員が見守る。変な一体感がそこで生まれ、みんなで渦潮を育ててやろうというおかしな親心が芽生える。
心なしか、船も波を造って渦をできやすいようにしているようだ。真偽のほどは定かではないが。
ち、小さいけどできたどー!
海が澄んでいるのでなんとなく水面の下が見えた。下の方までちゃんと渦巻いて、竜巻みたくなっていた。
渦潮撮影大成功とはいえないまでも、かなり楽しむことができた。クルージングは30分くらい。あっという間だけど、ちょうどいい時間だった。
スポンサーサイト
- 関連記事
-
- 7 渦の道 空中45mから鳴門の渦潮を狙え! (2017/05/20)
- 6 お茶園展望台から鳴門の渦潮を狙え! (2017/05/18)
- 5 うずしお汽船で海から鳴門の渦潮を狙え! (2017/05/16)
- 4 うずしお食堂にて鳴ちゅるうどんを食す (2017/05/14)
- 3 阿波国一宮 大麻比古神社 (2017/05/12)