19 休暇村 乳頭温泉郷 & 田沢湖

民話の郷 遠野からおよそ2時間半。

舞台は桜がとっくに散っていた本荘公園以来、再び秋田へ移る。
乳頭温泉は白濁の秘湯として知られ、特に「鶴の湯」は、温泉好きなら一度入ってみたい名湯として名高い。

浦賀人はもちろん鶴の湯を狙ったのだが、遠野のカッパ淵が想定外に楽しかったため、秋田入りが遅れ、鶴の湯営業時間に間に合わなかったのだ悲

休暇村 乳頭温泉郷

というわけで、浦賀人は「休暇村 入湯温泉郷」の日帰り温泉に入ることにした。
こちらも営業時間ギリギリだったが入れてもらえて助かった(^^♪

乳頭温泉郷 ぶな林の湯

ぶな林を眺めつつ白濁の湯に浸かる。幸せなり。
それにしても、ちちがしら。にゅうとう。乳頭温泉とは面白き名なりけり。

GWでも外は雪が残る。
いつかまたゆっくり来たいね。

乳頭ぶな林

うむ。いい湯っこでしたんしべ!

ぶな林の湯 いい湯っこだったんしべ

秘湯を楽しみ、田沢湖に立ち寄る。
こちらも滞在が短く、またゆっくり来るべし!な場所となった。

たつこ像と田沢湖

美人の国・秋田の象徴ともいえる、たつこ像は妖しく金色に輝いていた。
永遠の若さと美貌を願い、湖神となったと伝わる伝説の美少女・たつこ姫。
いつか会ってみたいものだ。多部ちゃんに。

たつこ像 ライトアップ

漢槎宮(かんさぐう)とも呼ばれる浮木神社は、流木を祀る神社。
珍しいけど、日本はなんでも祀っちゃうんだなぁ(*´з`)

浮木神社 田沢湖

その後浦賀人共は、すっかり桜が散ってしまった残念な角館武家屋敷(後述)のライトアップを呆然と見つつ、三日目の宿泊地・大曲を目指すのであった。


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18 遠野③ ジンギスカンの串焼き

道の駅 遠野風の丘に立ち寄る。

意外や意外。
日本のふるさと遠野のソウルフードは、なんとジンギスカン!

1930年代から食べられたという遠野のジンギスカン。
遠野では、焼肉というと、ジンギスカンのことを指すくらい、当然のように遠野庶民が食すものであるという。

遠野名物 じんぎすかんの串焼き

道の駅 遠野風の丘に立ち寄り、じんぎすかんの串焼きを食す。
ジンギスカンの串焼きとはまた珍しい。

道の駅 遠野風の丘 じんぎすかんの串焼き

一般にジンギスカンは味付け羊肉を使うが、遠野では後付けである。
本格的にジンギスカンを食べるときは、バケツで焼いて食べる。
これをジンギスカンバケツという。

全国唯一と謳う、じんぎすかんの串焼き。
GWなどはテントで串焼きを焼く。思わず立ち寄っちゃうね!
普段は駅内の「こびる屋・風っこ」で営業してるんですって。

赤かっぱのじんぎすかんの串焼き

酸っぱいブルーベリードリンクを飲みながら、岩手とお別れだ。

岩手 ブルーベリードリンク

一路、秋田へと大返しをするのであった。


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17 遠野② カッパ淵

遠野には古くからカッパの伝説がある。
というか、カッパがいる。

遠野 カッパ捕獲許可証

捕獲には特別な許可がいるので、伝承園にて必要な手続きを行い、カッパ淵へ向かった。

遠野 カッパ淵へ

いつしか雨が上がり、梅雨の走りのような湿気の多さが肌にまとわりつく。
風はもともと吹いていない。

遠野 カッパ淵

我々は「カッパ淵の守っ人(まぶりっと)」なる人物にまず会った。
マブリットは古くからこのカッパ淵を守ってきた人物だ。
マブリットは本名でなくこの土地の称号のようなもので、すでに何代目かに継承されている。

遠野 カッパ淵の守っ人

単刀直入に、カッパは捕えられますか、と聞いたところ、それは君次第だ。とのこと。
ただ、美女であれば比較的捕えられやすいとヒントをくれた。

遠野 カッパ出現!

カッパ淵に祀られたカッパ。
カッパは乳の神様である。
乳首信仰なのである。
多くの男は乳首信者なのである。

遠野 乳首信仰

太公望よろしく、じっとカッパ捕獲の世紀の瞬間を待つ。
カッパは生存が確認されているとはいえ、捕えたという確かな記録は正史には無い。

遠野 カッパ捕獲

そして実は。緑の服着て麦わら帽子をかぶったわたくしこそが。

遠野のカッパ

カッパだったのです。嘘。

日本中に残るカッパの面影。
今回カッパは捕えることも目撃することもできなんだが、確かにカッパの棲息する可能性を遠野に見た!


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16 遠野① 伝承園

岩手県の広さは本州最大で、北海道に次いで日本で2番目の広さを誇る!
東北自動車道は岩手を縦貫してはいるが、本州の真ん中やや東を走っているとはいえ岩手でいうと西に寄っている。

岩手の東は、1000mを軽々超える北上高地の峰々が連なっており、その峰々を分けるように釜石や大船渡、久慈などに抜ける街道が存在し、山あいに集落が寄り添うように、そっと存在している。

その集落の一つ、北上山地最大の盆地・遠野盆地に、遠野郷がある。
猿ヶ石川は、その遠野に数々の伝説を残し、やがて釜石港へと流れ込む。

猿ヶ石川と桜

遠野は、大昔は湖だったというが、猿ヶ石川にその水が流れ込むことによって、盆地となり、やがて人が棲みついたと言い伝えられている。

猿ヶ石川 河童と桜

民俗学者・柳田 國男の名著である「遠野物語」はよく語られるが、未だ読んだことは無い。
この遠野へ浦賀人共と来たのは、カッパをもしかしたら発見できるかもしれない好奇心と、日本の古い風景詩を見ることができる土地であることをまっぷるか何かでしったからである。

永遠の日本のふるさと 遠野

この遠野が一躍脚光を浴びたのが遠野物語の影響であり、それが観光需要を呼び起こし、結果的に旅行雑誌に取り沙汰されたのであれば、今回浦賀人が遠野に訪れたのも、間接的に遠野物語の影響であると言って良いのかもしれない。


伝承園は、その遠野の農家の暮らしの再現を図り、後世に語り継いでいく施設である。

伝承園 帳場 乗込

日本のふるさと、とか、原風景とよく言うが、よくよく思えば土地ごとの風習があり、しきたりがあり、民謡があり、伝説があり、歴史があり、人がある。

帳場で入園券を購入し、カッパの帽子をかぶり(強制ではない)、伝承園に入場だ。

伝承園 板倉

週2~3回使われたという、湯殿の鉄砲風呂。
鉄砲と言われるのは、金属製の筒が据風呂に取り付けられているからだ。

伝承園 湯殿 鉄砲風呂

井戸や雪隠(WC)も再現されている。ほんとにこうした配置だったのだろうか。
蚕や馬、農業の神様とされた「おしらさま」を祀る「おしら堂」には、ある伝承が残る。

伝承園 つるべ井戸 おしら堂

オシラサマ伝説。
ある農家の娘が、馬に恋をしたという。
それを知って怒った父親は、馬を殺すのだが、娘も点に召され、オシラサマになったのだという。

これって、獣姦・・・!

日本は古来から性風俗は開放的であった。
春画にも、タコの八本の触手に犯される娘の姿が描かれていたりと、現代のアブノーマルに通じるものも散見される。
ふかくつっこむ気は無いが、一神教は性に厳格になりがちで、多神教は穏やかな傾向がある。
よくあんじゃん。男根を祀ってたり、アワビを祀ってたり。観たら笑っちゃうけど、昔の人たちはけっこー一生懸命信仰していたのだろう。

そうした遠野の民話、昔話を聞き書きしたものが遠野物語で、その遠野物語の語り部的存在というのが、佐々木喜善という人物だったのだ。
顕彰碑が、遠野集落の伝統的家屋である曲り家とともに設置されている。

伝承園 喜善顕彰碑と曲り家

菊池家住宅は重要文化財に指定されている。
元々は真っすぐな構えの家であったが、後に馬屋を土間で接続し、曲り家に改築したとされ、18世紀の前半に造られたとされている。

馬と共に人々が生きた遠野。
先程のオシラサマ伝説は馬を大切にする心に端を発して生まれた伝承なのであろう。

伝承園 曲り家 旧菊池家住宅 重文

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15 国指定名勝・猊鼻渓の濁流

止んだ雨はまた降り始めていた。
国指定名勝・猊鼻渓。

猊鼻渓 こいのぼり 濁流

舟下りが楽しい、水墨画の世界のような猊鼻渓。
の筈が。

猊鼻渓 濁流

猊鼻渓を観光地として開拓した佐藤猊巌(げいがん)も真っ青な豪雨による濁流。

観光どころではなさそうだ。

猊鼻渓 佐藤猊巌翁

雨天時は舟に屋根が付くというが、そういう問題じゃなく、まぁ、舟の船頭さんも困ってた。

名勝 猊鼻渓 2012

雄大な雰囲気だけは、雨のためもありより鮮明に浮かび上がっては、いる。

猊鼻渓 名勝 濁流

金さん銀さんも生前、訪れたようだ。

猊鼻渓 金さん銀さん手形

800年の伝統を誇る手すきの和紙・東山和紙のレターセットを、せめてもと当時の彼女今の嫁ちゃんに購入し、猊鼻渓を後にした。

猊鼻渓 東山和紙

致し方あるまい。
ときにはこんなこともある☆

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