23 熊野古道 大門坂

2014.05.04(日)9:00

すでに大門坂駐車場は満車に近かった。
GWもたけなわ。今日あたりは天気も抜群で大混雑になるだろう。

紀伊勝浦から県道46号を走ると、そう時間もかからずに大門坂駐車場に至る。
そこから10分程度で車でも那智大社付近まで上がれる。
大門坂駐車場は無料だがそこから上の駐車場は有料となる。

大門坂は世界遺産・熊野古道のうちでも、もっとも手軽に「古道」情緒を味わえる場所である。
駐車場から5分もかからず大門坂に入れる。

大門坂入口

南方熊楠が三年間滞在した大阪屋旅館跡の先に鳥居が見える。
その先の振ヶ瀬橋は、かつて新宮藩の関所があり、聖域の入口とされていた。

振ヶ瀬橋手前の鳥居

橋の先には如何にも聖域な木々が見え、手前にある大門坂茶屋に気付くのはその後であろう。
大門坂茶屋では、平安衣装のレンタルがあり、夫婦杉で撮影する2000円のプランと、那智山まで行ける3000円のプランがある。

大門坂茶屋

かねてから嫁が試着していたがっていたが、さすがに神社のある那智山まで30分近くも歩くのは大変だというので、帰り道に立ち寄って夫婦杉周辺で撮影しようということになった。

結果的に、帰り道ではすでに那智山の霊験に満足だったらしく衣装は「またの機会で」となったw
大門坂 夫婦杉

今回は良い天気に恵まれたが、3年半ほど前に来た時の、雨の熊野古道の方が趣があったなぁ。
詳しくは以前のくまのこ浦賀人旅を見ていただくとして、画像だけ再掲しときます。

以下三枚2010年10月9日(土)撮影。クリックすると大きめの画像に
大門坂1

前回は大雨の影響で三重側からの国道42号が通行止めになったこともあってか、三連休初日というのに全然人影もなくガランガランだった。

大門坂2

我々はその神秘的にもほどがある大門坂を登ることを妥協し、100m程で引っ返し、那智山の宿に車で向かったのであった。

大門坂1

嫁ちゃんとはその後ひと月もしない時期に出会ったのだ。
その前年には出雲大社、その年には熊野大社、伊勢神宮と、日本を代表する神社に立て続けに訪れたことと嫁ちゃんとの出会いはぐーぜんではないのかもしれない。。。のろけてみた。


たふけ、と読む。
多富気王子。

王子とは、ここでは王子様のことではなく、儀礼をする場所という意味合いなんだそうです。
多富気王子社跡

かつて熊野古道に九十九あった王子の最後のお社跡である。
という説明だとウソになる。
後から知ったけど、九十九(つくも)は語呂で付けているだけで、本当は100以上あるんですって。
八百万(やおよろず)と同じようなノリなんだねぇ。。

朝の木漏れ日がまぶしい新緑の石畳。
思いのほか道幅は広い。

大門坂石畳

熊野古道 大門坂の表示のある看板の所で、県道がすぐ隣に走っていて、ここから妥協してバスに乗ることもできる。

熊野古道 大門坂

その先にも関所跡(十一文関跡)があった。
どんだけ通行税とるんすか( ;∀;)

那智の聖域に踏み入れた心地よさ。
聖域で金をとる人間の貪欲さ。
時が流れたとしても人の流れが変わらない不変性。

色々なことがこの坂の途中で起こっていたのだろう。


写真の赤で囲った部分が晴明橋の石材だそうな。

世界遺産 大門坂

陰陽師で有名になった、あの安倍晴明が庵をむすんだ場所で、付近の橋を晴明橋と言ったらしい。

大門坂の入口からおおよそ20分。
思ったよりも短い旅路だった。

そして、その先の参道は、熊野那智大社へと続いている!!

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22 紀伊勝浦② 民宿若竹と勝浦の夜と朝

3日目の夕暮れである!

宿は民宿 わかたけ。

民宿 わかたけ

嫁の仕事が「わかたけ」という名に所縁があったので選んだ宿だ。
業種は全く関係ないけど。

アメニティーは基本揃っているが、他にも何かと入用のものは買うこともできる。

わかたけアメニティコーナー

漫画コーナーは多種多様!
進撃の巨人を散々読み漁ってしまったw

わかたけ 進撃の巨人

駅から徒歩1分かからないビジネス民宿という感じだけど
夕食は必見必食!

わかたけの夕食

先ずは地酒・那智の滝!
その名の通り、那智の滝を模した器に注いでくれる。

地酒 那智の滝

食事はマグロのカマの塩焼きや、刺身
胃袋や味噌カツ。どれも美味しい地産池消。

若竹 マグロのカマの塩焼き

勝浦のお隣、太地は鯨の街として有名だが、ここでも食すことができる。
写真は鯨の尾羽毛。内臓も出てくるゾ~(*´з`)ウメェ

わかたけ 鯨の尾羽毛

マグロとクジラの美味を味わい、嫁は一眠り、わたくしは夜の勝浦めぐり。。
しずかな夜でございます。

紀伊勝浦駅夜景

紀伊半島沿岸をぐるり、伊勢と紀伊を結ぶ紀勢本線。
そう多くない本数だけど、ちょうど紀伊勝浦駅にやってきた。

JR紀勢本線

商店街側のロータリーにはバスが。
旅の途中の駅には土地の人々の暮らしがあり
旅人の私は少しだけ疎外感を味わうのでございました。

紀伊勝浦駅ロータリー夜景

よしそれも、よしこれも、旅。
旅の夜こと旅の真骨頂かもしれない。
どこにいっても、何でもない夜景でも綺麗と感じるが
ここはまた格別に良い。

勝浦港の夜

宿にもどると嫁を叩き起こしてわかたけの勝浦温泉に浸かった。
良い湯だったが、その後夜中まで読み耽った「進撃の巨人」の印象が大きい(苦笑)


明けて2014.05.04(日)
勝浦漁港のにぎわい広場での朝市に行ってみた。

にぎわい広場朝市

とはいっても、朝早すぎてまだちゃんと始まっていなかった。
何軒かのお店はすでに広がっていて、竹工芸に嫁が興味を持った。

にぎわい広場

熊野の伝統工芸・竹工芸 こぶち
家に飾ればアンティークとしてもお洒落。
実用でも便利そうな品々が並ぶ。

熊野の伝統工芸 竹工芸こぶち

亀は万年。カメちゃんの工芸品が可愛くて、カメラを向けるとおっちゃんが色々なシチュエーションを演出してくれた。

竹工芸こぶちのおっちゃんは良い人

嫁が親に、とカメちゃんのストラップを購入。

マグロの解体ショーも見たかったけど、なにせ時間が早すぎた。
我がお膝元、三崎のマグロがウリなのでちょっと対抗意識があるねw

マグロの解体ショー

勝浦に幾つかある足湯のうちの一つ、朝市近くの足湯・鮪の湯。

足湯 鮪の湯

まったりしすぎて朝ごはんに遅れてしまった。
わかたけは魚を焼きなおしてくれたようだ。すみませんでした汗…
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21 紀伊勝浦① 勝浦周辺と紀の松島

2014.05.03(土)15:30 那智勝浦に到着!

紀伊勝浦駅前ロータリー

民宿 若竹にチェックインして、いざ紀の松島めぐり!
だったんだけど、一番乗りたかった水族館周遊の便が満員で次の就航を待つ間
勝浦駅周辺をぷらぷら。

紀伊勝浦港

商店街やお土産屋さんを見て回っていたら、紀の松島めぐりの時間になった。

浦島丸

いざ、出航!!
乗ったのは確かオルカ号。

紀の松島めぐり出航

西日の眩しい午後。
時刻は16:00を過ぎてます。

紀の松島めぐり

55分くらいの航海。
ユニークな岩の名前や由来をアナウンスしてくれる。

紀の松島1

紀の松島名物・洞窟の鶴島

紀の松島2

湾口周囲約17kmに130余の島々が犇めいている。
日本三景・松島に匹敵する美しさということから、紀の松島と称される。

クルーズは海の風を受けながら、迫る岩々島々を眺める。
大向こうには遥かなる太平洋が広がり、西日を受けた島や海や勝浦の街はきらきら光っていた。

紀の松島3

なかなか見ごたえがあった!
勝浦港は日本有数の漁港だ。
海苔?わかめ?あおさ?が干されていた。

紀伊勝浦のあおさ

宿の夕食までもう少しあったので、商店街をぶらり。

紀伊勝浦の商店街ぶらり

うつわの店 紅絹(もみ)
で、かわいいお箸を購入。
自宅のお箸が少し古くなっていたので♪

うつわの店 紅絹(もみ)

東洋亭でお茶(^^♪

勝浦商店街の東洋亭

SETがSTEになってたり、ケーキがケキだったり

東洋亭

店内はオシャレで大人だけど居心地空間。
コーヒーもケーキもおいしく、2人の時間を満喫できた。

東洋亭オリジナルコースター

お土産には海産物センター。
営業時間終わっているのに地味ーに客足が絶えず頑張って延長w

あなごロールなど、独特な加工品も多数。
ちなみにロールはケーキじゃなくて酒の肴に合いそうな珍味だよ☆

勝浦海産物センター

紀伊勝浦駅改札。

紀伊勝浦駅改札

改札見ると、いつか電車でも来たいなぁって思うんだよなぁ。



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20 神倉神社

熊野速玉大社に人生二度目の参拝をし、境内からすぐ近くにあるお土産処・ごとびき屋で一休み。

お土産処 ごとびき屋

ご当地ソフトの「梅ソフトクリーム」と「黒飴ソフトクリーム」をおばちゃんに注文。

こちらが紀州の梅を使用した梅ソフト
ごとびき屋 梅ソフトクリーム

この日は5月初旬だというのに30℃近くまで上がった暑い日であった。
上着を脱いで北海道で入手した「釧路湿原」Tシャツよろしく、初夏の暑気払いでソフトをば。

那智の黒飴をモチーフにした黒飴ソフト
ごとびき屋 黒飴ソフトクリーム

て、、、
ずいぶんと個性的な出で立ちだな、このソフト

おば1「あははー、これがご当地名物ソフトよ~」
おば2「そんなわけないじゃない、ま~ったく器用なんだからぁ~」
おば2「ほら~写真撮られちゃって、これで全国に晒されるのよ」
おれ「いや~晒しますけどそんなアクセスないんで大丈夫ですよ(*´з`)」

そんな会話をしつつ楽しいごとびき屋でのひと時を過ごした。
店のおばちゃんの旦那さんと私の職業が近いらしく、仕事の真面目トークまでして、そう広くない居心地の良い店内で長居してしまった。
今度は子供連れてきますと約束し、さよなら~!
今度はちゃんとソフト盛ってね~
おば1「その頃にはこの世にいないわよ」

いや~長生きしそうですよ、むしろして下さいと思いつつ、せっまい道に迷い込んで冷や冷やしながら走行し、これも狭い駐車場に運よく入れ違いで停めることができ、神倉神社に到着。

神倉神社

こちらも人生二度目の参拝。今回の旅は多くは人生二度目であるw
神倉神社、ここも世界遺産の一部である。

神倉神社の鳥居は両部鳥居だ。
両部鳥居とは、両側の鳥居の足が、三輪車みたく支えられている鳥居のことで、両部って言うのは密教用語で、金胎両部(こんたいりょうぶ)のことを言う。
金剛界 = 大日如来の知徳は素晴らしく、煩悩をことごとく打砕く。
胎蔵界 = 大日如来の慈悲の心は母の胎内のように慈しみ深い。

もはや定番の「神仏混淆」の名残というやつですな。
そういえば、安芸の宮島・厳島神社の大鳥居も巨大な両部鳥居だった。

神倉神社 両部鳥居

みよ!この激烈な鎌倉積の石段を!

鎌倉積538段の石段 神倉神社

登り途中、モモが上がらなくなりふと振り返るとゾッとするほど地面が遠い・・・
ちなみに、行きは疲れるが怖くはない。帰りはヤバいぞ。
急傾斜に躓いたら熊野詣でで「甦り」どころか地獄へ一直線だ。
補陀落渡海だぞ。
しかも膝への負担はすさまじく、なにが可笑しいのかしばらくはカクッカクっと笑い続けるだろう。。。

そして伝・源頼朝寄進の538段の石段をようやく登りつめると、今度は扉付きのモダンな鳥居だ。

補陀落渡海・・・かつて人々は潮岬の海の向こうにある楽園を一隻の舟で目指したという。ここでは死ぬという意味で使っているw
門付の鳥居 神倉神社

なんで扉が付いているかというと、多分、
「熊野お燈まつり」
のためなのかな?

熊野お燈まつりとは、毎年2月6日の夜、白装束に身を包み、荒縄を胴に巻き付けた男たちが、五角錘の松明に火をつけてあの激烈石段を駆け下りる一歩間違えると「補陀落渡海」wの天下の奇祭で、現在2000人程の祈願者が参加しているという。
祭りの開始の合図とともに鳥居の扉が開き、男たちが駆け下っていくのだ。
いかれてる、とも思うが、映像見たら、火龍が降臨しているみたいでめちゃくちゃカッコよかった!

「お燈まつりは男の祭り、山は火の滝くだり竜」
と、新宮節にも唄われている。

大きな岩山 神倉神社

山頂である。
ここには、大きな岩が鎮座し、寄り添うようにお社がある。

神倉神社 ゴトビキ岩

熊野の方言で、ヒキガエル という意味になる「ゴトビキ岩」は
熊野信仰の発祥の場所と言ってよい。

日本書紀は神武東征の記述で

至熊野神邑
且登天磐盾

「熊野神邑(みわのむら)に至り、天ノ磐盾に登る」
とあるのがここ、神倉山である。

神倉神社 ゴトビキ岩 ヒキガエル

熊野の神々は、ここに降臨したのだという伝承もある。
速玉大社は、その神々を祀るために建てたお社で、この街が「新宮」と呼ばれる所以と言われている。

ここからの眺望は新宮の街、はるか奈良の天川・十津川の山奥から流れ出る熊野川の河口から太平洋へ広がる熊野灘まで一望できる。

神倉神社から新宮の町

ゴトビキ岩の傍らに佇むお社には高倉下命(タカクラジノミコト)と天照大神が祀られている。
しかし、弥生時代の銅鐸が発掘されている点、熊野の神々が降臨したとされる伝承などを考えると、もともとこの岩もしくは山全体を信仰の対象として崇拝していたのだろう。

神倉神社の滝
2010.10.10.09:25撮影

絶景に心洗われ神倉山を降る。
小さな滝で子供が遊んでいた。
GWとはいえずいぶん暑い日だ。水浴びにはもってこいだろう。

みくまのの 神倉石段 もも重し 子らの水あび 暑さ癒さる



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