2 鹿児島マタニティ旅 序② 穴守稲荷

前泊の梅月の部屋から、穴守稲荷の鳥居が見える。徒歩0分だ。今旅の安全と、妊婦の嫁さんの安全を願うべく参拝してから旅立とう。

梅月 部屋からの景色

2012年の1月2日に初めて参拝して以来だ。

穴守稲荷 鳥居

拝殿に二拝二拍手一拝。
豊受姫命。とようけひめのみこと。
食物を司る女神さまだ。

穴守稲荷 拝殿

今は羽田空港の敷地となっているが、鈴木新田といった江戸時代。
激しい波浪で開墾ままならず、沿岸の堤防は尽く破られた。
困じ果てた村民が、堤上に稲荷神社を祀ったところ、たちどころに風浪の害は収まり、五穀豊穣となったという。

「浪風が作った穴の害より田畑を守り給うた稲荷大神」
として、穴守稲荷と称されている。

奥の宮へと続く鳥居。
神砂は招福のご利益があるという。
こちらは2012年参拝時の写真。嫁さんと付き合っている頃に行ったのだ。

穴守稲荷 奥の宮鳥居

参拝を終え、なるべくゆったり歩く。
駅前のコンビニで朝ごはんのおにぎりを買った。

駅のコンちゃん。
地元民に愛されている。

穴守稲荷駅 コンちゃん

2012年初詣のとき。
水色のかわいい服を着ていた。

穴守稲荷駅 コンちゃん2012初春

さぁ、行こう。羽田空港へ。

穴守稲荷駅 朝

京急空港線。
京急蒲田駅から分岐し、糀谷駅。
大鳥居駅と続き、穴守稲荷駅がある。

空港線は戦前からある支線で、もともとは穴守稲荷や、海水浴などといった観光、レジャーへのアクセス路線であったが、整備された飛行場への輸送ルートとしての役割も担うようになる。戦後、GHQによる穴守稲荷の強制退去(これにより、穴守稲荷は今の羽田空港から遷移した)があり、やがて羽田空港への重要なアクセス線として成長するに至った。

糀谷、大鳥居、穴守稲荷。なんとも庶民的な駅名から、天空橋駅という、いかにも大空へ向かうような、高揚感に溢れた駅名に変わる。

天空橋自体は、駅近くの海老取川に架かる人道橋の名前で、天空といった趣はほとんどないが、とにかくこの空港線の駅名配列は

これから空の旅が始まる。

そんな気持ちの高ぶりを助長するかのような、見事な演出ではないか!


テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

1 鹿児島マタニティ旅 序① 前泊・梅月

2017年8月1日(火)21:30。
自宅を出発。向かうは鹿児島!

今度の旅は、妊娠24週目の嫁さんとの「マタニティ旅」

昨今。
「マタ旅」としてやけに流行していて、賛否も両論侃侃諤諤あるようだ。

この旅の中でも、普段の「浦賀人旅」のような無茶日程を避けたゆったり日程や、酷暑の中でちょっと危ないな、と感じた場面など、各所で「マタニティ旅」ならではの出来事が起こったりもするので、そこも書いていきたいと思う。

日々忙しく働いている嫁さん(と俺)。
おもえば、2016年GWの佐賀旅も、直前で嫁さんの仕事が入って一人旅になったり、同じく夏の富山旅は仕事の随行みたいな感じで無理矢理行ったりもした。まだ書いてないけど、2015年の京都もそんな感じだった。

てなわけで、嫁さんがはんぶんくらい産休に入り、先生とも相談し、経過も順調・良好なので、安定期・24週・俺夏季休業のこのタイミングで、行くことにした。

穴守稲荷 前泊

穴守稲荷!
といっても、行くのは鹿児島。
翌朝の飛行機の時間が早いので、羽田空港に近い、穴守稲荷駅徒歩5分の、ビジネスホテル梅月で前泊にしたのだ。これもマタニティ旅ならではだろう。普段なら、気合で早起きしてどっちかがどっちかを叩き起こして猛ダッシュで間に合わせるところだが、そんなことは当然、妊婦さんには無理だろう。

梅月 部屋

ベッドは広くはないけど、部屋は広く、使い勝手が良かった。
古くからあるホテルみたいだけど、トイレはウォシュレットだし、しっかり整備されていた。
エレベーターのないホテルだが、安定期なのでまだまだ歩けるようだ(これも事前に嫁さんと話して決めた)。

ロビー。
プチおしゃれかつパソコンもあって便利。

梅月 ロビー

梅月から徒歩5分くらいのフジスーパーでヨーグルトを購入(ちょっと雨に降られた)。
30%引き♪これを朝食べて出発するのだ(部屋に冷蔵庫もあり)!

フジ羽田店 タカナシのヨーグルト30%引き

明けて
2017年8月2日(水)6:20

お部屋からの景色。水曜日なので通勤のサラリーマンたちが鳥居から出てきたり、自転車が横を通ったり、日常が始まろうとしているのが、かえって自分たちの非日常へのテンションを上げている。

梅月 部屋からの景色

本格的に旅は始まるのだが、その前に。

ビジネスホテル梅月外観

穴守稲荷で、旅の安全と、安産をお願いすべく、立ち寄るのであった。

鹿児島マタニティ旅

余談。
このanello(アネロ)っていうリュック、去年のクリスマスでプレゼントしたんだけど、凄い人気のようで、かなりの頻度で背負っている女性を見る。カラーのバリエーションもとりどりで、かわいらしいし、口がぱかっと大きく開くので、使い勝手も良いらしい。浦賀の母親もこれを見て欲しがったので、同じのを誕生日にプレゼントした。旅行にも、これはたまたまだったけど、妊婦さんにも便利みたいだ。

用語解説
※浦賀人旅→例えば、浦賀(神奈川)から草津(滋賀)まで夜の高速をノンストップしてみたり、入道崎(秋田)から釜石(岩手)へ移動してみたり、とにかく無茶苦茶である。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

4 回想録 ダイダラボウと大串貝塚と大洗海岸

2014.09.14(日)16:07
浦賀人は国盗り夏の陣2014百鬼襲来の攻略スポットのためだけに、この大串遺跡に至った。

大串遺跡

立派な埋蔵文化センターは既に閉館の時間で、中は覗けなかった。

大串貝塚ふれあい公園 埋蔵文化財センター

ここがスポットに選ばれたのは、他でもない。
ここに大巨人の伝説が眠っていたからだ。

常陸国風土記によれば、ダイダラボウの大きさは、73mもあったという。50~55mの時代のゴジラよりもでかいのだ。

大串貝塚ふれあい公園には、ダイダラボウの足跡が残る。

大串貝塚ふれあい公園 足跡池

それどころか、ダイダラボウの像が経っているのだ。
なんとこの大串貝塚は、伝説によればこのダイダラボウが食べた貝で出来た丘と伝えている。

大串貝塚ふれあい公園 ダイダラボウ背中

この地に居たとされるダイダラボウは、千波湖をはじめ、この地域にある多くの池を作った。
ばかりでなく、日当たりを良くするために山を動かすわ、富士山と筑波山の重さくらべをするために天秤棒で持ち上げるわ、凄まじい伝説が多く残っている。

なぜかM字開脚なのは置いとくとして、それにしても大きな像だ。15mもあるそうだが、山の伝説を聞いてしまうとこれじゃ小男にもなりゃしない(汗

大串貝塚ふれあい公園 ダイダラボウ

ダイダラボウの下の資料館は土偶の館。
土偶まで巨大だ。

大串貝塚ふれあい公園 ハートの土偶

ダイダラボウは展望台にもなっている。良い眺め。

大串貝塚ふれあい公園 ダイダラボウからの眺め

全国には多くの巨人伝説が残るが、茨城はその大御所と言えるほど巨人伝説がある。
ダイダラボウ。土地によってはダイダラボッチといったり、色々ある。「もののけ姫」ではダイダラボッチと言っていたな。

大串貝塚ふれあい公園 巨人伝説の主な名称

ダイダラボッチの食べた貝が丘になった。
面白いことに、ここは縄文時代前期の貝塚なのだ。
伝説と実際が交差するこの土地。
古代人も貝を食べながら巨人のことを考えたろうか。

国指定史跡 大串貝塚

すぐ近くには折居神社。
武甕槌神を祀っている。タケミカヅチはこの地の泉で水を飲んだという。
その時、大男と出会ったかどうか。歴史の逸文に刻まれてはいなかったろうか。興味は尽きない。

大串貝塚ふれあい公園 折居神社

その後、大洗海岸へ。
夕方の海岸はなかなか趣と迫力がある。

大洗海岸 夕刻

たれかが作ったストーンサークル。
こんな遊び心が、存外5000年後に謎のメッセージとして後世の識者を悩ませたりするのかもしれない。

大洗海岸 ストーンサークル

Dの背と大洗海岸の立浪。
Dも今や二児の父。名古屋へ転勤だ。

大洗海岸 大波

この後、もう日も暮れ始めているというのに水戸偕楽園へと向かうのである。

いま書いている、2017年9月。
3年でも、色々なことが動いている。

回想録を数項続けるつもりであったが、一回で事足りてしまった。
千葉や茨城は散発的に訪れているので、旅の合間に、少しづつ載せていこうと思う。


テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

3 千波湖

血痕酸執念
なんつー滅茶苦茶な変換すんだこのパソコンは!

結婚三周年で来た、千葉茨城福島の旅。
そんなちゃんとプランニングしないで辿り着いた千波湖。

水戸は黄門さまのお足元。
水戸光圀像が立ち、子供たちが遊ぶ。
そして大人たちはポケモンGo!をやっていた2016年の中秋。

千波湖 徳川光圀公像

水戸城の外堀の役割を果たしていた千波湖には、水鳥がた~くさん。
2017年3月には鳥インフルエンザが発生してしまったりもしたが、この頃2016年9月は平和そのもの。

千波湖 水鳥

居合わせた子供たちは水鳥に餌やって喜ぶは襲われて泣き叫ぶわで大変。でもいい思い出よねw
白鳥と黒鳥がいる。黒鳥は割と珍しいという。

千波湖 噴水

水戸黄門御一行。
今や武田鉄矢が黄門さまやってんだもん、時代はかわってますなぁ。

千波湖 御老公

徳川斉昭公と、最後の将軍となる七郎麻呂の像。
朱子学と神道。幕末のイデオロギー大噴火を引き起こした水戸藩の勉学は皮肉にも水戸出身の最後の将軍によって終わるのだ。

千波湖 徳川斉昭公 七郎麻呂(慶喜公)像

噴水がひときわ大きくなった。
夜のライトアップは相当きれいらしい。見てみたかったな。

千波湖 大噴水

そういえば、この千波湖。
ダイダラボッチの足跡だという伝説があるそうな。
そのことも含めて、次項から数回、ちょっと2014年の浦賀人ちばらき周遊日帰り旅を思い出してみよう。


テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

浦賀に日本茶専門店 「喫茶 茶井(ちゃゐ)」 がある!

故郷。浦賀。
GWに里帰り。
というわけでは実はなく。
浦賀人旅の拠点にすべく、実家に立ち寄った際、お嫁さんと我が両親と、浦賀に(いつの間にか)できた喫茶店に行った噺。

いつの間にか、と言ったが、お店自体は相当昔からあった。
ただ、喫茶をいつ始めたかは皆目わからない。
しかも、日本茶専門だ。

喫茶 ちゃゐ。
基本的には喫茶 茶井
で通っているようだ。

茶井 外観

店内に入ると、これが浦賀かというほどにモダンな感じの和陶器ギャラリーが目を引く。気に入ったものがあれば、購入することもできる。

茶井 茶器販売

むろん、お茶屋なのでお茶葉がさまざま置いてある。
静岡茶。宇治茶。嬉野茶。などなど。
走水(馬堀の方)の焼きのりや、浦賀産の早昆布煮など、地元の海産物も売っている。浦賀では別にお茶を栽培しているわけではないので、お土産はむしろこっちの方がもの珍しいかもしれない。

茶井 数々の茶

ではなぜお茶なのか。それは後に触れる。

茶井 店内

店内の奥が、喫茶コーナーになっている。
お洒落なカウンターには茶器が置かれ、壁には蘭字のラベルが数点飾ってある。

茶井 蘭字ラベル

ペリーは捕鯨の拠点など、幾つかの理由で日本に開国を迫るために来航したというが、一つに茶の輸入が目的だったともされている。輸出用の茶箱に刷られた絵は、広く北米や欧州に日本画の芸術性を知らせ、葛飾北斎の浮世絵がゴッホに影響を与えるきっかけともなったという。

さて、スイーツはあんみつや季節限定の桜モノを頼む。お茶ももちろん数多くの中から選ぶ。正直、どのお茶がいいのかわからないw
お茶は、日本茶インストラクターの佐藤国久さんが入れてくれる。

茶井 スイーツ

ワッフルは大きい。
にしても、浦賀にこんなお洒落施設ができるとは。
未だに信じられん。

茶井 プレーンワッフルと黒船茶-上喜撰

このお茶。
実は、日本人の多くが知っているはずのお茶なのである。
歴史に名を刻んでいると言っても良い。
浦賀において、なぜ日本茶専門店が存在するかの、一つの答えになっている。のかもしれない。

茶井 黒船茶-上喜撰

泰平の 眠りを覚ます 上喜撰 たった四杯で 夜も眠れず

江戸時代に生きた人々を震撼させた、四隻の黒船。
上喜撰とは、もちろん一つは蒸気船のことであり、上喜撰とは、江戸時代に流行した宇治茶の銘柄のことである。

上喜撰は、喜撰という銘柄の上級のもので、高級茶である。
ペリー率いる黒船が浦賀沖に現れたとき、幕府の慌てふためきぶりを皮肉った狂歌だ。
苦し紛れに幕府は、黒船の対応を浦賀奉行に押し付ける。ペリーは結局お隣の漁村・久里浜に上陸するのだが(浦賀は江戸湾を守る要衝で、三浦半島では結構発展していた方だったらしい)、ともかく浦賀はペリー来航の地として、歴史にその名を残すこととなった。坂本龍馬も黒船をひと目見ようと浦賀に来たらしい。

ちなみに、小学校だか中学校の時、郷土歴史研究家(だったと思う)に話を聞く授業があり、この狂歌の話で、実は浦賀の人々は

「夜も眠れないくらい黒船に興味津々だった」

と語ってくれたのを、今でもよく覚えている。別段歴史に興味のあるN少年ではなかったが、怖くて眠れないという今までの理解よりも、興味があってテンションが上がって眠れない、というそのお話は、遠足の前の日の夜みたいに、興奮して眠れない自分と重なって、子供心に、なるほどなぁ、って感じたのだ。


茶井には、他にもコーヒーや紅茶、フラペチーノなど色々ある。食べ物系も、地産地消のヨコスカドックなどがある。横須賀のわかめ、海苔、昆布をしようしたドックで、真向いにある歴史遺産・浦賀ドックをモチーフにした(と思う)ご当地B級グルメの超新星といえるだろう。

(そういえば、西浦賀の愛宕山に70mの坂本龍馬像を建立する計画ってどうなったんだ?)


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