31 鬼ヶ城

花の窟神社から20分ほど。
こちらも世界遺産・紀伊山地の霊場と参詣道、国指定名勝、日本百景の鬼ヶ城に到着。

鬼ヶ城センター

鬼ヶ城センターでお土産を物色し、いざ鬼の棲む城へ!!

いきなりトトロのお出迎え!
トトロ岩には「鬼ヶ城にて」というタイトルの文章が刻まれていた。
なかなか味な内容であった。

トトロ岩 鬼ヶ城

沖合に見えるのは魔見ヶ島。
まみるがしま、と読むが、地元の人々はマブリカと言う。

昔、征夷大将軍・坂上田村麻呂が鬼退治にやってきたとき、鬼の油断を突いて、この小島から神通の矢を放ち、鬼を仕留めた伝説が残っている。

魔見ヶ島 まみるがしま マブリカ

伊勢方面は猪ノ鼻方面や大泊湾が見える。
湾のため視界は少ないが湾のダイナミックさと広がる太平洋は見とれるほどだ。

大泊湾

鬼ヶ城の奇岩は観る者の想像力を掻き立てる。
この大ぉ~きな岩はさしずめ羽を休めるギャオスと言ったところか(*'▽')

鬼ヶ城の奇岩

熊野の山からだろうか、とても小さな流れだが、なんと岩を抉り水の道ができていた。

鬼ヶ城の岩

ギャオスは近くで見ると鼻っ柱をへし折られたみたいだけど、やっぱいつの時代かに先端が落っこちたようだ。

鬼ヶ城 奇岩

大きなセイウチみたい。
この岩の包容力は凄いの一言で、本当に鬼が住んでても、ここなら納得できるように思えた。

大きい鬼ヶ城

千畳敷。かなり広い。

鬼の棲家

猿戻り。
残念ながら台風の影響で崩落の危険があるということで、ここまでで通行止めだった。
七里御浜を一望できる鬼の見張り場が見たかったのだが・・・
我々は猿のように去るしかなかった。

西日と鬼ヶ城

不思議な地形なのだ。
志摩からこの鬼ヶ城までリアス式海岸が続くのだが、ここで七里御浜という25kmほどもある長い弧を描く砂浜となる。
七里御浜にはウミガメが産卵し、北部の獅子岩は鬼ヶ城とともに名勝指定されている。

車から七里御浜

七里御浜ももう少しゆっくり見たかったのだが、今夜の宿が十津川で夕ご飯に間に合わないとヤバいので、泣く泣く車の中から景色を楽しんで(といっても結構波よけが高い。。。)熊野灘を後にした。

七里御浜の鯉のぼり

鬼ヶ城から花の窟神社方面へ引き返し、国道42号から県道34号に入りしばし後、久々に紀勢の酷道にあえぐのであった。

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30 花の窟神社

日本の神々の母・伊弉冊尊(イザナミノミコト)。
イザナミが火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産むと、その火によって陰部(むかしは「ほと」と言ったらしい)が焼かれ、そのためイザナミは死んでしまう。

怒った伊弉諾尊(イザナギノミコト)は、カグツチを殺し、出雲と伯耆の境にある比婆山に埋葬したという。
ちなみに、殺されたカグツチからもその血や死体から新たに神が生まれている。

花の窟神社は、イザナギを祀る神社で、その起源は日本最古と言われている。

日本最古 花の窟神社

紀伊山地の霊場と参詣道
熊野古道 伊勢路にて、世界遺産に登録されている。
参道には厳かな緊張感がある。

花窟神社参道

手水の傍には「丸石さま」と呼ばれる岩が鉢巻して佇んでいる。

丸石さま

参籠殿という建物の先に花の窟がある。
珍しい構造だ。

花の窟神社 参籠殿

鳥居があるが、見るからに後付である。

花の窟鳥居

そら恐ろしい巨石がそびえていた。

花の窟神社 巨石信仰

この巨石を見た史上八百万の人々がどう思ったか知らないが、一見して苦しんでいるような印象を受けた。

花の窟神社 人面に見える巨岩

日本書紀には
季節の花を手向け、鼓、笛、幡を用い歌い、舞って祀る
とある。季節の花を供えたことが、「花の窟」の所以となっている。

巨石の傍らには、絵馬の木札のかわりに、絵馬石がある。
熊野でよく見かけられ、信仰の対象にもなっていたであろう丸石に、願いを書きそっと奉納するのだ。

花の窟神社 絵馬石

花の窟神社には社がないから、正確には花の窟だろう。
古代の巨石信仰といえば、沖縄の斎場御嶽などが思い出されるが、ここも同じだ。

高さ45mの巨岩。
それが神そのもの。

岩の一角にイザナミが祀られていた。

花の窟神社 祭神 伊弉冊尊

向かいに、カグツチを祀る場所も同じようにあった。
いつしか、母子そろって祀られるようになったのだろう。


花の窟神社のお綱掛け神事にちなんだお綱茶屋は、参道の入口にある。
歴史を伝える資料館、古代米を食べられる食事処、地場産を買える物産販売。
高速道路開通による観光客増加を見越して平成24年にオープンした、まだ真新しい旅駅だ。

お綱茶屋

駐車場もそれなりに容量があり、茶屋は木目調の居心地空間だ。

お綱茶屋休憩処

日本最古の神社は、女の神様に季節のお花をお供えし、にぎやかに踊って歌う、素朴な信仰心を表明する場であった。

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17 丸山千枚田 ~日本の棚田百選~

日本一の棚田景観とも言われる丸山千枚田。

クリックで大きい画像
丸山千枚田

5月初旬はまだ稲も小さく。

春の丸山千枚田

水面に真っ青な青空を映していた。

朝の丸山千枚田

下から見てみると、なんだかごっつい石垣のお城みたいで。

日本の棚田百選 丸山千枚田

朝の清らかな空気の中で、心があらわれるようでした。

日本の原風景 丸山千枚田


丸山千枚田は、江戸初期にはおよそ2240枚ほどの田があったという。
平成に入ってすぐの頃には530枚まで激減していた。
減反政策や鉱山が廃止されて半鉱夫・半農夫の仕事が成り立たなくなったためだという。

その後保存維持の機運が高まる。
都市住民をターゲットにした棚田オーナー制度の導入
棚田を守るための丸山千枚田条例

現在棚田は1340枚ほどに回復し、地元住民だけでなく、多くの旅人に愛されている。
数台分の駐車スペースあり。
熊野古道・通り峠からの景観はさらに絶景。

棚田って、大きなゆりかごみたいだな。

そんな良い事を思いながら、ちょうどお腹もすいてきて、朝ごはん恋しさにホテルに戻るのでした。

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16 赤木城跡 ~天空の城~

2014.05.03(土)憲法記念日

6:30!

くまのこ夫婦旅3日目。
瀞流荘にかっけーポスターが貼ってあったので、つい行ってみることにした赤木城跡。
宿から20分程度、国指定史跡・赤木城跡にやってきた!

国史跡 赤木城跡

割と広い駐車場完備。
赤木城は戦国武将・藤堂高虎が築いたお城。
高虎は何度も主を変え、その都度仕える前の主は滅び、仕えた後の主は栄えた。

おおまかに言うと、浅井(滅亡)→豊臣(天下統一後滅亡)→徳川(天下統一)
ちなみに幕末において藤堂藩は徳川幕府の窮地を見て真っ先に官軍(明治政府)に寝返った。

赤木城跡駐車場

つまり藤堂高虎は勝ち馬に乗る名人なのである。

城好きの人なら、藤堂高虎の城と聞けば否応なくテンションは上がる。
高虎は築城の名人、それも史上最高峰レベルの名人なのだ。
高虎が縄張りや修築など、築城に携わった城は、日本100名城に選定されている城だけ挙げても
宇和島城・大洲城・今治城・伊賀上野城・篠山城・駿府城・江戸城・大阪城・二条城・和歌山城
などなど、いずれも劣らぬ名城だらけである。

主郭(本丸)の石垣
天空の城 赤木城

赤木城は天正16年頃の築城とされている。
織田信長が本能寺にて死んだのが天正10年。西暦1582年だ。
天正16年は豊臣秀吉の時代である。
高虎はこのころ秀吉の弟・秀長に仕えており、赤木城は地侍による北山一揆征伐のために築かれ、平定してからは熊野の潤沢な材木伐採の拠点として使用されていたようだ。

門跡。駐車場は東郭の手前で、鍛冶屋敷跡を過ぎ、門の先が東郭となる
赤木城 門跡

北山一揆は、秀吉の検地(後に太閤検地と呼ばれるようになる)への反発であるとする説もあるが、確証はない。
ただ、秀吉の天下統一事業の大きな妨げになったのはこうした地侍の一揆であることは間違いない。
遠く肥後熊本では一揆鎮圧にしくじった佐々成政が秀吉により切腹を命じられているし、今年の大河ドラマの主人公・黒田如水 「軍師 官兵衛」も豊前中津は城井谷の宇都宮氏に散々悩まされ、障害で唯一と言って良い謀略を用いこれを鎮圧してる。

東郭から主郭方面を眺めると美しい石垣の城が見渡せるが、朝靄に煙っていた
赤木城跡 虎口へ

そうした状況を踏まえて築かれた城としては小規模に感じられるが、縄張りは要害堅固と言える。

まず入り口は駐車場のある東郭がメインの侵入口と思われる。
この東郭から主郭へ向かう道が狭い上に東郭から丸見えで、弓鉄砲で射掛ければ一網打尽である。

東郭への門は固く閉ざされ、弓鉄砲がようやく止んだと思えば今度は尾根から伏兵に背を突かれるだろう。

首尾よく東郭の門を破り、東郭への侵入が成ったとしても、主郭への道はまた狭き道。
中世山城のお手本のような縄張りに、うんざりするほど神経をすり減らした先には、枡形と言われる虎口(こぐち)がある。

虎口の枡形は二重になっており、敵はコの字に曲がる走りにくい枡形を一生懸命走っているが、主郭からは丸見えで、城兵たちはまるで射的ゲームのように次は誰を、次はそれを狙えと次々に撃ちかけ、敵はさして上手いとも言えない闇雲な弓鉄砲に、散々に撃ちかけられて絶命していくであろう。

横手を突こうとしても無駄である。
主郭の下段にはいかつい野面乱層積の石垣がそびえる。
このそびえるような高石垣は藤堂高虎のオハコの築城術で、近世城郭の産声を聴くような勇壮な造りになっている。

赤木城 虎口から主郭を眺める

武張った主郭石垣には「横矢掛け」という細工が施されている。
下の写真の奥の方に見える突出した石垣の部分がそれで

赤木城 主郭の横矢掛け

横手を突いてくる敵を上から目線で、これも散々に弓鉄砲、酷いときは岩や熱湯、糞尿をぶっかけに掛けまくり、人権もくそもなく屠られていく。

赤木城跡 乱層野面積

高虎の城は、まるで築城の教科書のようにシンプルでエグく、そして美しい。

主郭の石垣に大きな石を使うのは城主の威を見せつけるもので、大阪城などにも残っている
赤木城跡 主郭の大石垣

春には桜が一斉に咲きほこり、花見の名所にもなる。
秋から初春にかけて、雲海が発生し、小山に築かれた赤木城は、さながら天空の城の様相で姿を現すという。

史跡 赤木城跡 主郭

あ!!
今ってもしかして雲海に浮かぶ様子が見れるんじゃね?

うかつだった!城の縄張りに見とれて、ホテルで見た雲海の赤木城のポスターのこと忘れてた(汗

お城の外はのどかな棚田と山々の風景
赤木城 主郭から西郭

大急ぎで城を眺められる高台のような場所を探したのだが、ようやく近所の道路上で見つけた赤木城の遠景は、すっかり靄から解き放たれ、朝の日の光に照らされて、なんだかとっても誇らしげにたたずんでいた。。。

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15 入鹿温泉ホテル 瀞流荘でのひととき

瀞流荘宿泊記念

湯ノ口温泉から戻ると17:30頃になっていた。
この時期は日が長いので、夜までまだ少しあるから、夜ご飯までの少しの時間、ホテルのすぐ近くを流れる北山川に行ってみた。

瀞流荘近くの北山川

さっき乗ったウォータージェット船が来ないかな~って思ったけど、考えてみるともうこの時間帯は運航してなかったわ。。。

川っぺりでは、車で直接河川敷まで降りてきて、キャンプの小さなテントを張っている家族が点、点、と見受けられた。
そんな趣も良いなぁ、キャンプやりたいねぇ、と、はしゃぐ子供たちを遠目に眺めながら話したりした。


宿に戻り少しまったりすると、ちょうど夕飯のころあい。
大広間にて熊野地鶏鍋を中心とした会席料理を食べた。

クリックで大きい写真
瀞流荘 夕飯のメニュー

中華仕立ての熊野地鶏の薬膳鍋はジューシでコクのある地鶏の味を良く引き立たせて美味!!

瀞流荘 熊野地鶏鍋

桜蒸し、銀餡かけもおいしかった(*´ω`)
どのメニューも地の物を使っていて、色々工夫された味付けで美味しかった。
日本の棚田百選の丸山千枚田で収穫した丸山千枚田米を食べられるプランもあるようだ。

温泉は神経痛・関節痛・疲労回復に効果抜群の入鹿温泉。
大浴場に北山川を望む露天風呂。温度もちょうどよく気持ちかった(*´▽`*)

あんまり口コミが見つからなかった瀞流荘だけど、想像していたよりずっと良い宿だったヽ(^o^)丿
スマホの電波(au)は昨夜の川湯温泉 大村屋に引き続き悪かったけど、こういう所でスマホなんてそもそもナンセンスなのさ!

そう自分に言い聞かせて静かな星空を眺めたり、電波のあるところを一生懸命探したりwしたものだ。。。

瀞流荘 熊野地鶏 三重ブランド認定証

ところで、熊野地鶏にも少し触れておきたい!
熊野地鶏は、三重県原産のシャモ「八木戸」と三重県の銘柄鶏「伊勢赤どり」に「名古屋コーチン」を掛け合わせた鶏で、「日本一おいしい高級地鶏をつくろう」というスローガンのもと、昭和63年の研究開始から12年。平成11年より生産・販売を開始した高級肉用鶏である!
松阪牛や真珠と並び、三重県のブランド「三重ブランド」に名を連ねている。
飼育は地域に根差した方法を採用。水は熊野古道「通り峠」から取水。
日本の棚田百選に選定されている丸山千枚田の飼料米やくず米を与え、抗生物質は皆無。千枚田近くの飼育場でのびのび育てられている。


明けて
2014年5月3日(土)憲法記念日

朝一番で赤木城・丸山千枚田に行ってみた。
その様子は次項、次々項でお伝えします(^^♪

朝一観光の後、旅行3日目で疲労の色を見せ始めた胃に優しい健康的な朝食を頂けましたw

瀞流荘の朝食

こちらは、

美し くまのし よう来たのし

まりもっこ・・・らないね。まりもっこらないよね|д゚)

タチバナと温州ミカンが自然交配した交雑品種であるとされ、幻の果実、香酸かんきつ新姫の化身。
高速開通を喜んでいる
にいひめちゃん。
絶賛ゆるキャラグランプリに出場中である!!



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ぬたーむ

Author:ぬたーむ

日本全国を巡ってます!
ひとつひとつの旅がつながりあって、いつか一本の壮大な物語になる!!
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ブログはつれづれ、旅はガチ、歴史はぼちぼち
そんな毎日でありたいなw

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